ファルージャにおける市民の死傷者の映像が反米の再結集点となる
Images of Civilian Dead, Wounded in Fallujah Become Anti-American Rallying Point
by Matthew Schofield    Published on Saturday, April 10, 2004 by Knight-Ridder
COMMON DREAM News Center
http://www.commondreams.org/headlines04/0410-08.htm

イラク、バグダッド発:

テレビの画面には、子供たちが動くこともなく、路上で死んでいた。子供たちの下には、血の海が広がっていた。

ラジオでは、アナウンサーが、救うことのできない民間人への米軍の攻撃を非難している。銃弾による負傷の治療のために移動することすらできないでいる。


米軍のファルージャ攻撃で傷ついた3歳のヌラ(Nura)ちゃん
(AP Photo/Muhammed Muheisen)
新聞では、数百人もの無実の民間人の死が、4人の米国人の恐るべき死と切断よりも大きな罪ではないのかを問うている。

過去一週間、イラク人がこの地ですべてを受け取った映像、音声、言葉が、ファルージャに焦点が当てられている。

この一週間、ファルージャはイラクのすべての象徴となった。それはイラクの米を中心とする占領の誤りの象徴である。

「4人の米国人が殺されたとき、ほとんどすべてのイラク人は恐れた。そして、その反応が強烈なものとなるに違いないことを理解した」と、イラク人ジャーナリストであるドラガン・モハメド・アリ氏は、4人の民間警備員の3月31日の殺害に言及しながら語った。彼らの遺体は、切り刻まれ、街中を引きずられ、そして橋桁につり下げられた。

「しかし今や、殺されたり、逃げ出そうとするが出来ないでいる女性や子供たちを目撃している。そして多くの人々は、アメリカ人の死を思い出すことをやめてしまった。」

米軍が街を統制しようと試みたここ4日の間、ファルージャにおけるイラク人の死者、負傷者に関する公式な総数は存在しない。

しかし米軍当局は、多くの死者が無実の民間人であり、住民によれば30万人、しかし一年前の医療統計では11万人に過ぎない都市であるファルージャは水曜日までには、イラク全土の運動であった。

マーク・キミット准将は土曜日、米軍の戦略を守り通している。海兵隊はモスクと女性と子供を含む民衆から銃撃を受けたと語っている。彼は、海兵隊は民間人の犠牲者を避けるために努力しており、自己防衛の場合の危険な状況においてのみ撃ち返していると述べている。

土曜日、街から住民が避難し始めつつ、激高する話を語り始めた。住民は名前を告げることを拒んだ。米軍のことを語ることは、彼らの生命を危険にさらすことになるのである。

しかし一人の医師が、「この間私は、家にいました。動くことも出来なかったのです。治療をすることも、撃たれる危険性があったために。ある朝、私は、病院に行くことを決断しました。しかし発つ直前、隣人が家を出て歩いていたのです。米軍は彼を狙撃しました。頭部を一発。私は怖くなって、彼に駆け寄れませんでした。彼が死ぬのを、見ていました。」

別の若い女性は、米軍がなぜ、街全体の怒りをかきたてるのかと訊ねた。

「彼らは怒っていた。そうですよ。しかし私たちのすべてに責任があるわけではない。しかし私たちのすべてが、罰せられているのです。米軍が誰狙撃すると、別の者たち、彼の兄弟、父親、は武器を取り、米軍を殺そうとします。」

キミットは、海兵隊が集団懲罰を実行していることを否定した。

しかし、犠牲は積み上がっている。

「あるレベルにおいて、二つの外国人勢力−米軍と国外武装勢力の双方が、平和のチャンスを破壊するために侵攻している」とイラク人ジャーナリストのアッバス・アリ・サキ氏は語った。「しかしごく普通のイラク人は、ファルージャの映像を見ている。そして、イラクのその他の地域の将来を見ている。これからも私たちは、米軍に怒りを向けるであろう。」




    ファルージャの大虐殺を今すぐ中止せよ!