アメリカは空爆を停止せよ!
しらみつぶしの無差別殺戮をやめよ!
大型特殊爆弾使用糾弾!




 タリバン撤退以降米は空爆を控えるどころか逆にエスカレートさせ、民間人大量殺戮を拡大する一方、食糧援助を困難にし、寒さと降雪のもとでの飢え、渇きを深刻なものにしようとしている。!(アフガニスタン被害報道日誌参照)

カブール陥落以降激しさを増す米空爆

 カブールが陥落した11/15以降、ビン・ラディン探しを名目とした米の空爆が激しさを増している。11/21には核兵器に次ぐ破壊力を持つ大型特殊爆弾BLU−82が投下された。特に南部やパキスタン国境では、洞窟、トンネルなどへのしらみつぶしの掃討作戦によって多数の市民が無差別に殺戮されている。タリバンが完全撤退した地域にも爆撃が加えられ多数の市民が死亡した。WFPの食糧倉庫や学校が破壊されている。また遊牧民のキャンプが爆撃された。カブール陥落以降でタリバン兵数千人、民間人数百人が犠牲になっている。

米の蛮行を、「アフガン復興」協議の陰に隠すマスコミ

 マスコミは、「アフガン復興」「新政権協議」を大々的に報道しながら、アメリカのこの残虐行為はほとんど伝えていない。これでは、アフガンの被害報道を封じるためにアルジャジーラのカブール支局を爆撃し、破壊するまでした米のマスコミ統制となんら変わらない。日本のマスコミはこのような米の蛮行を報道しなければならない。
 「テロ特措法」に基づく「基本計画」で11/25に出航する自衛艦は「アフガン復興」のために派遣されるのではなく、米がアフガニスタンを破壊し尽くすことに加担するために派遣される。このような事実を事実として広く知らしめるべきである。

米空爆で拡大するアフガニスタンの飢餓。餓死、凍死の危機は強まっている

 アフガニスタンに無秩序状態がもたらされたことで人々の飢え、渇きが拡大するのは確実である。仮にカブールにおいて「国連援助」が再開され米のプロパガンダとして食糧が入ってくるとしてもごく一部のエピソードでしかない。飢餓につけ込んだ、食糧の戦略利用である。南部への食糧輸送トラックや燃料補給のタンクローリーを米軍は狙い撃ちしている。アフガン国内のカンダハル州の避難民キャンプには1ヶ月近くも食糧が入ってきていない。(11/22朝日新聞)すでに、無政府状態、無秩序状態のもとで、11/15にはペシャワール会の食糧援助トラックが襲撃され食糧が略奪された。別のグループが、食糧供給を条件に奪還を持ちかけてきた。食糧の略奪合戦が始まろうとしている。ペシャワール会のスタッフは米の空爆は「パンドラの箱を開けてしまった」と語っている。(11/24NHKニュース)餓死、凍死の危機は強まっている。



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