平和・人権・自治と共生をめざす草の根ジャーナリズム

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2009年7月20日更新


最高裁判事の「国民審査」
竹崎博允と竹内行夫に×印を

総選挙の最中でも大いに活動が可能です

  •  国民生活をどん底に突き落とした自公政権に対して、民心は離れ、来たる総選挙において投票による「政権交代」が戦後初めて実現するかもしれない情況を迎えています。私たちのような市民にとって、総選挙の方は小選挙区制度と公選法により、大政党が提示するメニューと人材を選ぶことを余儀なくされますが、その際、同時に行なわれる最高裁裁判官の「国民審査」では、過去一人の判事も罷免された例は無いものの、それに対する活動上の制限も殆ど無いことに着目したいと思います。(長内)


     最高裁の裁判官(定員15人、任期10年、定年70歳)は、任命されて最初の総選挙の際「国民審査」にかけられます。今回は次の9人が対象になっています。


        名前   出身
       竹崎博允 (裁判官)
       那須弘平 (弁護士)
       涌井紀夫 (裁判官)
       田原睦夫 (弁護士)
       近藤崇晴 (裁判官)
       宮川光治 (弁護士)
       桜井龍子 (行政官)
       竹内行夫 (外交官)
       金築誠志 (裁判官)

     総選挙の投票時、「国民審査」を受ける裁判官の一覧から、罷免すべき人物にだけ「×」を付けるという方式です。前回の場合、総投票数(約6千4百万票)の7.63%〜8.02%(約500万票前後)が罷免票でした。罷免率が少ない理由は、裁判官への情報が極端に少ないことと、投票方式の問題があります。信任する人に「○」を付ける方式ならば、全く逆の結果になると指摘されています。

     今回、全員に「×」を付けたいのですが、特に重視したいのは、司法官僚出身で憲法違反の「裁判員制度」導入と実施の直接の責任者である現最高裁長官の竹崎博允氏と、小泉内閣の時、イラク派兵(08年4月17日名古屋高裁で憲法違反と断罪された)を進めた行政のトップで、当時レバノン大使だった天木直人氏をクビにした張本人でもある元外務事務次官(02年〜05年)の竹内行夫氏の2人です。

     特定の候補者に対する選挙運動については、公選法上の厳しい制限があります。しかし、最高裁裁判官に対する「国民審査」のための活動であれば、縛りがありません。ですから、事前運動も可能ですし、総選挙の期間中も自由に街宣もビラ配りなどもできます。投票日当日の投票会場前でも、最高裁裁判官の「国民審査」に関する街宣行動であれば(道交法違反などにあたらないかぎり)自由に活動できることになっています。通常、選挙期間中は、選挙に影響を与える活動は制限されていますが、「国民審査」のための活動なので、萎縮することなく街頭に打って出て、市民の自由な意思を示すチャンスとして大いに活用して行きましょう。







    地域の生活・福祉を切り捨てるグローバル化
    洞爺湖めざして反G8デモに参加


  • 7月7日(日)北海道壮瞥(そうべつ)町〜洞爺湖
  • 十年前、浦和・大宮・与野の合併問題が、あった。合併後、さいたま市だけの問題だったと考えていると、生活、介護、年金、環境問題―同じような構造は多くの自治体で、今も起きている。
    海を越えると、グローバル化の末端では、貧困や食料危機が、日本人の生活の延長にあると云える。
    だからと言って、地域を拠点とする市民じゃ〜なるが反G8サミットに取り組むのは、飛躍しすぎと思われるかも知れないが、実際北海道に行ってみると、ローカル、マイノリティーの反G8サミットともなっていた。
    世界にある問題がおさらいできるじゃないか。訴えることは何でもOK。こうなったら何でも彼らのせいにしてしまえ。多分間違っていない。
    多くの集団が北海道に集まったけれど、その中で一番逮捕者を出しているのが、警備をしている警察なのだから、日本のセキュリティはまったく話にならない。
    これだけ警察が厳重な警備を敷く、背景には、反G8で集まる人たちの主張が、問題を正確に突いている点に他ならない。



















































    沖縄の県民大会に連帯しよう
    少女暴行事件抗議と在日米軍撤退要求デモ



  • 3月23日(日)浦和駅前西口
  • 3月23日沖縄県北谷町では、米海兵隊員による女子中学生暴行事件や、相次ぐ米兵による事件に抗議する県民大会が開催されました。日本を守るどころか、一般市民に危害を加え続ける在日米軍の存在には、沖縄の人でなくとも疑問を持ち始めています。埼玉県でも沖縄のこの県民大会に連帯しようと、市民有志によるリレートークがJR浦和駅西口前にて行われ、約50人が浦和駅西口から昨年東口にできたばかりのパルコ前という初めてのコースを賑やかに行進しました。沿道の通行人も「あの少女暴行事件はひどい」と話していました。