サテライト報告
−アクションD―

小島通雅
同じマリ共和国の中でも、これまでとは活動地域の異なるキリスト教系団体へのサポート支援。 現状と今後の活動についてお伝えします。


 昨年末から今年1月はじめにかけて、バマコ事務所閉鎖など、プロジェクト中断にかかわる手続きをするため、 マリへ赴きました。その結果、昨年の12月31日をもってバマコ事務所は閉め、門番のジョゼフさんも、 「サヘルの森」としての仕事を終えました。

 CSCは、サン(右図)の南30キロメートルに位置するトミニアンという町を拠点に、 ボボ族を中心に古くから活動しているキリスト教系のマリ現地NGOで、 以前から「サヘルの森」に協力依頼がきていました。

 同じボボ族出身のジョゼフさんの将来について、 CSCのジュード・テラ氏を交えていろいろ相談した結果、 当面、苗木の生産で自活の道を探ることにしました。

 ジョゼフさんは、すでに苗木のつくり方などの実習を始め、 できた苗木はCSCに買い上げてもらうことで、一応の了解を得ています。

 昨年末の段階では、「サヘルの森」のプロジェクトがどこで、 どのような人々と、どのような形で再開、または新しく始めることになるか、 まだ未知数であったので、アクションDで活動をスタートさせました。

 日本人の新スタッフ派遣、現地の人々の自活への方策を考えるとすると、 マリで活動するいくつか他のNGOとも、これからつながりをつくっていく必要があると考えている。


元・バマコ事務所門番のジョゼフさん。事務所の門番とは、夜間の事務所警備のため、夕方出勤、朝帰宅という昼夜逆転の大変な仕事。原則毎日、約10年もの間、この役割を果たしてくれた。
●マリのキリスト教徒

ボボ族は、マリとブルキナファソ国境周辺に多く住んでいる農耕民族。 ボボ族の人々にはキリスト教を信仰している人が多いが、 マリ国内の全人口でカトリックの占める割合は、わずか2パーセント。 人口の約8割をしめるイスラム教徒と比較すると、 圧倒的少数派といえる。(外務省HPより)


 これまでトンブクトゥの遊牧民トゥアレグ族をはじめ、マリ中央〜北部で活動してきた 「サヘルの森」だが、さまざまな民族と部族が入り混じるマリにあって、 また新しい関係が始まりそうだ。

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