デモンストレーションには、丈夫な育て易い樹種、成育の早いもの、村人の関心の高い緑陰樹などを使って、実際に手足を動かしながらやってみる。根を如何に早く、年間を通して水分のある地層へ達しさせるか―そうすれば水をやらなくても枯れないし、引き続き成育する。
説明した方法は、なるべく深い植穴を、そこへの家畜糞混入、植え込む前のタップリな水やり、植付け後やる地表へのかん水が深部に確実に到達するような、縦の粗い砂利層(柱)を設けること、地表も水分蒸発を少なくするため適当なものでマルチングする。こうすれば乾期でも、必ず活着するし、着実な成育が期待出来ることを実際にやってみせる。
こうした何時間かの実際の作業を通じて、本当に木を植えたいと思っている村人を見つけ、まず彼等に木を上手く植え、育てる自信と喜びを味わって貰う。我々は彼等の声を直接聞くことで村の社会条件、自然条件を学ぶ。そうした中で、生産―生活基盤の多様化、安定化へ進もうとすれば我々もそれを一緒に考えていく。