乾期/フィールドワークショップ形式で進める植樹(林)
表土の失われた荒廃地に植林することが気象変動の大きいこの地域の人々の生活安定化に必須のことと説いても、毎日の生活に追われている人々からは、もっとすぐに生活の助けとなることを求められる。勿論、お金を払って土地を借り、賃金を支払って、プロジェクトとして力まかせに進めれば、荒廃地に樹を植えることは出来よう。しかしそれでは将来の村人への引継ぎや自主的な展開はとても望めない。そこで次のようなステップで進めることとしています。
一般に木を植える、植林するのは、雨期の後半かその終わった乾期の初めにやることで、乾期には木は植えません。土壌中の水分状態が最高の時に植える訳ですから、適当に植えても当面は活着します。しかし、条件の悪くなる乾期を越えられずに枯れるか、一生懸命水やりを続けなければならないということになります。もし乾期に土壌中の水分状態を見て、そこを生きぬけるように植えれば、次に来るのはより状態の良い雨期です。当然順調に生育するし、その次の乾期も大丈夫でしょう。これが乾期の植林をすすめる大きな理由です。それに農民が乾期は忙しくない、これも大事なことです。
ワークショップというと、大きな町などに周辺の村々から代表者を集め、屋内で考え方や技術について説明し、更に何処か少し見学する、といったものです。今回のフィールドワークショップは我々がそれぞれの村に出向きます。現地の村で行う訳ですから、前者と異なり、実際に木を植えてみようと考えている村人、すでに植えたことのある村人達が参加出来る。村の中のオープンスペースで、実際に穴を掘りながらやる訳ですから、子供だって周囲から覗けます。