ティンナイシャ
1988年から始められた植林で、当初は幅100m 長さ2kmの植林帯だったが、その後、家畜によって種が拡散され、その植林帯は人の手を介さずに増殖し、現在では幅、5km長さ10kmの三角形の大きな森が育っている。 かつてのティンナイシャ村は、連日のように風が吹き、砂が舞っていた。砂に埋まりかけたブグーも見られ、砂漠化の最前線で、村人達は砂風に吹き飛ばされないようにして何とか生活していたという印象が強かった。 今回のティンナイシャ村の滞在で目にした村人の暮らしは、かつての村の暮らしとはかけ離れ、「森の村・ティンナイシャ」と言うような様相で、その変貌には驚かされた。また、村人達の暮らしに「豊かさ」のようなものを感じた。 このティンナイシャの変貌は、一度は内戦線で放棄された村が、内戦終結後にサヘルの森(サヘルの会)が植林した旧湖岸のあたりに再構築されたことが視覚的に「森の村」と見えるという単純なものではなく、ティンナイシャを取り巻く環境が大きく変わっていた。 |