子どもに関する事件【事例】



注 :
被害者の氏名は、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
980825 体罰事件 2002.5.5.新規
1998/8/25 千葉県野田市花井の野田市立南部中学校で、野球部の練習中、顧問の男性教師Y(38)が、「ふだん練習をしている通りのプレ−をしていない」として、2年生の男子部員6人に殴るけるの暴行を加え、Aくん(中2・13)が頭を3針縫うなど全治10日間のけがを負った。
経 緯 1998/8/25 午前8時半頃、野田市立南部中学校の校庭で市内の中学校同士の練習試合が行われる直前の練習中、顧問の男性教師Y(38)は外野で部員たちの練習を見ていた。

Y教師は、外野シートノックを受けていた部員の捕球や返球が良くないことに腹を立て、「動きが怠慢だ」「うまくできないというのはどういうことか」「ふだん練習をしている通りのプレ−をしていない」などとして、無抵抗の男子部員6人(いずれも中2)の額や腹などを殴る蹴るの暴行を加えた。

内、Aくんは計10回前後、額や後頭部を拳で殴られたり、足を蹴られて、後頭部を2センチほど切り出血。他の5人にけがはなかった。

Aくんを市内の病院に運んだ後、練習試合はそのまま行われた。

Aくんは、頭を3針縫うなど全治10日間のけがを負った。
加害教師 1998/4 Y教師は同校に着任。
1998/3 前任の市内中学校でも卒業式の指導中、さぼっていたクラスの生徒にイスを投げつけ、別の生徒の頭にけがを負わせて、市教委から口頭訓告を受けていた。
被害者 Aくんは、Y教師が担任を務めるクラスの生徒だった。
学校の対応 校長は事件直後の取材に対して、「体罰は教育の指導上、許されないことで残念。生徒の心の傷が気にかかる。関係生徒や保護者にお詫びしたい」「事態がはっきりするまで野球部の活動は停止したい」と話した。

体罰を受けた部員の家庭などに謝罪して回った。
参考資料 1998/8/29讀賣新聞、1998/8/29毎日新聞、1998/8/29千葉日報



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