学校に関する事件・事故【事例】



注 :
加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
800528 校内暴力 2001.10.10新規
1980/5/28 東京葛飾区の奥戸中学校で、禁止されているラジカセを教室に持ち込み、教師に注意されて取りあげられたコードの返還を求めて、男子生徒8人のグループが職員室になだれ込んだ。教師を殴った容疑で5人が現行犯逮捕。
経 緯 5/28 休み時間、規則で禁止されているラジカセを教室に持ち込んで、ロックを聴いていたのを、6人の教師に注意されコードを取り上げられた。
生徒たちが取り上げられたコードの返還を求めて職員室に行き、教師たちを殴った。
教頭が110番通報をして、教師を殴った生徒5人が現行犯逮捕された。
背 景 同グループが1年生の時には、体罰など教師の締め付けが相当厳しかった。

2年生の時には、3年生と2年生のグループに殴られていた。教師はそれを目撃しながら、見て見ぬふりをしていた。

【体育教師の謝罪事件】
事件の約半年前、体育館のマットにタバコの焦げ跡を見つけた体育教師が、番長グループにあんなところでタバコを吸うなと注意。対して、グループは見たわけじゃないだろうと反撃。体育教師は、顔をすりつけるようにして突っかかってきた生徒を殴った。騒ぎを聞きつけて、生徒の仲間と教師が集まり、教師たちが生徒たちに殴られた。
その後、先に手を出した教師が悪いということで、体育教師が生徒に謝罪。
この謝罪事件をきっかけに、教師と生徒の力関係が逆転。番長グループの勝手な振る舞いが表面化。器物破損などが起きるようになった。(修繕費1800万円)
参考資料 「子どもの犯罪と死」/山崎哲・芹沢俊介/1987.12.25春秋社



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