子どもたちに関する事件【事例】



注 :学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ事件を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
040524 障がい児
体罰
2005.4.2新規
2004/5/24 奈良県奈良市立左京小学校の校庭で休憩時間に、障がい児学級担任の男性教師(44)が、注意しても従わなかったとして障がいのある男児Aくん(小5・11)に体罰を加え、10日間のけがを負わせた。
Aくんは登校を拒否するようになった。
経 緯 午前の休憩時間に校庭で、Aくんは他の児童の車イスに乗っていた。
注意したが従わなかったため、教師はAくんの両腕をつかんで車イスから降ろした。その際、Aくんは倒れて地面にひざをぶつけた。
Aくんは、教師に救いを求めるように駆け寄ってきたが、教師はAくんを手で払いのけて、転倒させた。
被 害 Aくんは両腕などに痛みを訴え、打撲傷と診断される。約10日間のけが。
Aくんは、「先生にこかされた」「ポーンと投げられた」「先生が憎い。学校に行きたくない」と訴え、ほとんど授業に出られない状態になった。
被害者両親の対応 2004/12/ 学校・教師に誠意がみられないことから、男性教師を刑事告訴。
被害者 Aくんは、筋力の低下で運動能力や精神の発達が遅れる病気。階段の上り下りには介助が必要。
同年代の子どもと比べて、会話能力も充分ではない。
加害教師 2004/6/ 病気療養を理由に休暇中(2005/2/2現在)。
両親の刑事告訴を受けて、傷害容疑で書類送検される。
学校・他の対応 2004/5/ 両親が、体罰直後に学校側に説明を求めたが、あいまいな返答で謝罪もなかった。
2005/1/ 奈良市教育長が、けがをさせた経緯を認めて、Aくんの両親に謝罪、
参考資料 2005/5/5 朝日新聞



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