子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
980407 いじめ自殺 2001.1.8 2005.7.更新
1998/4/7 福島県会津若松市の市立若松第一高校の男子生徒(高3・17)が、磐梯町磐梯の自宅の小屋で首を吊って自殺。
学校・ほかの対応 教頭は記者会見で、「学校生活でいじめはまったく見あたらなかった」と話した。その後教頭は、「担任は今年3月に生徒のいじめに気づいていたが報告しておらず、学校としては把握していなかった」と語った。
警察の動き 猪苗代署は、いじめに関わったと見られる生徒数人から事情を聞く。
調 査 複数の生徒の証言で、男子生徒は1年生の頃から、同級生たちに日常的に暴行を受けていたことが判明。「級友たち5、6人に毎日のようにやられていた。昼休みや放課後、廊下などで腹や尻を蹴られたり、顔を殴られているのをよく見た。登校時には級友たちのかばんや弁当を持たされたり、物を買いに行かされたりして、まるで『召使い』のようだった」「いじめは、1年生の頃から。最初は明るかったのに次第に無口になった。いつも顔や体があざだらけだった。学校の近くでも集団で暴行されていた」などと証言した。

男子生徒は、「同級生5人から殴られたり、けられたりしている」などと担任教師に訴えていた。
参考資料 1998/4/9毎日新聞、ほか



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