子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
970525 いじめ自殺 2003.6.22新規
1997/5/25 福岡県三瀦(みずま)町の町立三瀦中学校の男子生徒(中3・14)が、自宅敷地内の小屋で首吊り自殺。
遺書ほか ズボンのポケットからチラシの裏に書いた遺書が見つかった。
「(同級生に)使い走りをさせられていた」「(家族に)ごめんなさい」などと書かれていた。
被害者 柔道部員だった。
学校の対応 5/26 校長は全校集会で「彼は時々『それが大人に対する言葉かね』と注意せざるを得ない態度もとったが、指摘すると、素直に受け入れることのできる生徒だった」「人の命は一度無くしたら、二度と返ってこない。私たち全員が今の学校生活を見直し、立て直すことが彼の死を悼むことになる。一人ひとりが自分の命を大切に、また、手をつなぎあって人の命を大切にするようにして、こんなことが起こる原因を取り除いていきたい」と話した。
アンケートほか 5/26 全校集会のあと、各クラスで「いじめを受けたことがあるか」「いじめをしたことがあるか」などについてアンケートを実施。記名・無記名は生徒の意思に任せた。
作文を書かせたりした。
背 景 1996/1/22 三瀦(みづま)郡では城島町立城島中学校の大沢秀猛(ひでたけ)くん(中3・15)が、恐喝などのいじめを苦に自殺した事件があった。(960122
参考資料 1997/5/26朝日新聞、5/27朝日新聞・夕刊(「いじめ問題ハンドブック」/高徳忍著/つげ書房新社)



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