子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
950117 いじめ自殺 2003.6.29新規
1995/1/17 愛知県知多郡阿久比町の小学校の竹内望(のぞみ)さん(小6・12)が、首吊り自殺。
遺書ほか 便箋に11行の遺書を残していた。
「ごめんなさい。 私は、もうこの人生にたえきれません」「死ぬことは恐くはありません。自由になれるのだから」「本当に今まで、いろいろとお世話になりました。感謝しています。ありがとうございました。本当に本当に幸せでした。たくさんの楽しい思い出をありがとうございました。私の分まで長生きしてください。本当に本当にありがとうございました。では、さようなら  竹内 望」
などと書いていた。
手 紙 (交換日記とは別の)友だちあての手紙がごみ箱に破って捨てられていた。
「お願いっ、○○(愛称)ちゃんだけは私をムシしないで。一生のお願い」と書かれていた。
経緯といじめの態様 友だちとの交換日記が残されていた。
1994/12/ 2学期の終業式の直前、友だち数人と内緒で教えあった好きな男の子の名前を別の子に話したと疑われて、友だちとけんか。無視されるようになったことが書かれていた。
学校の対応 学校側は「調べることで、関係した子たちを責めるのは・・・」と調査に消極的。
両親の認知と対応 1995/9/17 学校の態度に、両親は8カ月後に遺書を公開。「級友に無視されるなどのいじめが原因では」と原因の究明を訴えた。
参考資料 1995/9/18朝日新聞・大阪版月刊「子ども論」1995年11月号/クレヨンハウス



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