子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
860306 いじめ自殺 2002.9.22新規
1986/3/6 三重県鈴鹿市の中学校の酒井幸二くん(中2・14)が17時30分頃、農業用水にかかる橋の欄干にひもをかけて首吊り自殺。通りがかった高校生が見つけ、人工呼吸をしたがすでに死亡していた。
遺 書 自宅勉強部屋の机の上に、「さよなら。くわしいことは先生に聞いてください」と書かれた遺書があった。
いじめの態様 幸二くんは、すぐ赤くなるので「あかお」と呼ばれていた。
クラスの仲間の数人の男子生徒から背中を殴られたりしていた。

卒業生を送る会の準備のとき、2、3人の生徒に背中にのりをつけられたりしていた。

1986/3/6 自殺した当日も、教室で4人くらいの生徒に教室で、寸劇用の刀で殴られ、泣きながら下校した。(直後に自殺)
参考資料 1986/3/17中部讀賣新聞(いじめ問題ハンドブック 分析・資料・年表/高徳 忍/1999.2.10つげ書房新社)、いじめ・自殺・遺書 「ぼくたちは、生きたかった!」/子どものしあわせ編集部・編/1995年2月草土文化



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