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2003年12月10日発行189号ピースネットニュースより

ついに決定された自衛隊イラク派兵
派兵中止の声をさらに広げよう!

ピースネットニュース・市民平和基金 青山 正

 ついに12月9日、日本政府は自衛隊のイラク派兵を閣議決定しました。11月29日に日本人外交官2名がイラクで射殺されるという痛ましい事件があったにもかかわらず、小泉政権はブッシュ米政権への支援をあくまでも優先させようというのです。今回の自衛隊派兵がイラクの復興支援を目的としたものではないのは、明らかです。復興だけが目的ならば軍隊ではなく、NGOや民間・国連機関などを中心とした支援の方が確実です。
 米英占領軍主導のイラク復興は遅々として進んでいません。そして外国軍の占領支配に対するイラクの人々の反発と憤りはますます大きくなっています。そういう中で行き詰まってきたブッシュ米政権は各国へ軍と資金の提供を迫っていますが、すでに軍隊を送っている国々の中でも派兵反対の声が強まる中での、日本の自衛隊派兵決定は、ブッシュ米政権への強い支援を印象づけるものとなるでしょう。しかし、自衛隊が現地へ行けば、今のままでは無事ではすまないし、これまでの日本に対する見方にも変化が出てくるでしょう。最近日本のあるNGOへ届いたバクダッドに住むイラク人からのメールでは以下のように述べています。「米国の侵略を支援するためにイラクに日本の軍隊が来るというのは、私たちにとって恐ろしいニュースでした。(略)イラクを再建するのはイラク人であるべきであり、決して侵略者ではありません。米国の連合軍としてイラクにこないで下さい。イラク人は日本を尊敬していますが、今、日本の軍隊がイラクに来れば、日本はイラク人とイスラム教徒全体の敵になるでしょう。すべてのイラク人が、日本に対して失望するでしょう。」(翻訳:WORLD PEACE NOW翻訳チーム)
 このように日本の自衛隊を歓迎するよりは、反発が強まることは明らかです。そういう中で自衛官が攻撃を受けて犠牲になる、あるいは自衛だとしてもイラク人を殺傷してしてしまう事態が起こる可能性は非常に高いものとなるでしょう。これはイラク人にとっても不幸だし、派兵される自衛官にとっても不幸です。それだけに自衛官やその家族から不安や批判の声が出てくるのは当然です。小泉首相がいかに憲法前文を引き合いに出して、日本の国際貢献ためと力説しても、米国追随路線が見え見えなわけで、説得力はまったくありません。まさに自衛官が道具として使われることに対し、自衛官やその家族が、憤るのは当然です。新聞の投書にも自衛官の家族や恋人からの悲痛な訴えが載ったり、自衛官の妻が意見広告運動に参加するという、今までにない事態となっています。私たちもまた、派兵に反対すると同時に、今後の課題として自衛官やその家族の生命や人権を守る必要もあると思います。派兵を承諾した自衛官たちもまた大きな不安を抱えているはずです。
 とりあえず航空自衛隊が先遣隊として派兵されるようですが、主力の陸上自衛隊はまだ先になります。それまでに何とか派兵反対の世論を大きくしていきましょう。あきらめずに声を上げつづけよう!

以下、詳細な情報がまだ入ってないのですが、参考に掲載します。

■イラク派兵反対集会
 日時:1月25日(日)午後
 場所:日比谷野外音楽堂
 主催:実行委員会
 連絡先:市民連絡会03(3221)4668
■《国際共同行動》イラク攻撃から1年
 日時:2004年3月20日
 場所:日比谷野外音楽堂
 主催:WORLD PEACE NOW

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