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非暴力平和隊 スリランカ派遣に向けて
非暴力平和隊・日本 共同代表 大畑 豊
訓練を受けた市民を紛争地に派遣し、非暴力的紛争解決を促進することを目的とした国際NGO・非暴力平和隊は3年間の準備期間を経て、昨年12月にインドで正式に発足し、その最初の派遣先としてスリランカを選びました。
派遣要員の募集結果―日本からも1人派遣
本誌182号においてもお知らせしましたとおり、4月にはスリランカへの派遣要員(フィールドワーカー)を国際事務局が募集し、その結果、非常に短い募集期間であったにも関わらず、世界135ヵ国から150人以上の応募がありました。
書類審査には、18人が合格し、その内訳は米国4人、カナダ2人、ドイツ2人、ケニア2人、日本2人、そしてインド、フィリピン、パレスチナ、オーストラリア、ブラジル、ガーナから1人ずつで、女11人、男7人、年齢的には60歳〜24歳、平均年齢は39.5歳になります。
この18人が、6月27日から30日までタイのチェンマイで行なわれるアセスメント・トレーニングを受けて、NPプロジェクトとの適合性を判断され、これにパスした人たちが7月2日から19日まで同じ場所でコア・トレーニングという派遣に向けたトレーニングを受けます。
日本からの応募者は少なくとも3人おり、辞退者が出たこともあり、結局女性1人、大島みどりさんがコア・トレーニングに参加してます。
コア・トレーニングのあとには一時帰国し、8月15日からスリランカに派遣され現地でのトレーニングを受け、9月から活動となりますが、現在の財政状況からみて、9月からフィールドワーカーとして活動を開始できるのは、おそらく10人前後。残りの人は「待機」ということになり、NPへのさらなる助成金・寄付金が入り次第、派遣・活動開始ということになると思われます。
派遣に向けての課題
応募状況からみて人材は十分に確保できる見通しが立ちましたが、最大の課題はやはり財源確保にあります。
派遣費用に関しては、「北側」団体は自国からの派遣人員と同じ人数分の「南側」からの派遣費用を捻出することが期待されています(マッチング・グラント方式)。つまり日本人1人を1年派遣するのであれば、もう1人分を「南側」からの派遣のために集め、計2人分プラス諸経費、合計約900万円を集める必要があります。
日本は国としては経済大国であり、海外のNGOからはそれなりの期待がされておりますが、現状としては厳しいものがあります。
非暴力平和隊・日本(NPJ)は先月の総会で正式に会員組織となり、寄付金集めに重点をおくことを確認しましたが、お金集めを得意?とする会員はいなく、皆さんからのお知恵をぜひお寄せいただければと思います。
国際的な基金協力のお願い
国際事務局でも基金集めに奮闘努力しており、一般カンパの他に「ピースワーカー里親制度 SPONSOR A PEACEWORKER」や「平和債 Peace
Bond」という形でも基金を募集しています。
●ピースワーカー里親制度
フィールドワーカーを1年派遣する経費として$29,900 、約350万円かかります。「ピースワーカー里親制度」はフィールドワーカー1人の1年間分350万円、1カ月分30万円、1週間分7万円、1日分1万円を支援するという形です。
●平和債
もう一つの「平和債」といのは、その名から国債のような債券を連想させますが、これは満期になっても償還されることはなく、実際には寄付・カンパです。「見返り」は「非暴力による平和構築」です。
「平和債 」は国際事務局※を通して直接購入してくださいますようお願い致します。(近日中にNPJのウェブサイトにも購入ガイドを載せます)
非暴力平和隊・日本でも会員・寄付金を募集していますのでよろしくお願いいたします。(詳細は事務局まで)
また、スリランカ派遣に向けてのトレーニングを終えた大島さんをゲストに、緊急シンポジウムを開催します。是非、ご参加ください。まだ未定事項もありますので、事前にお問合せください。
※http://www.nonviolentpeaceforce.org/ |