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2002年5月10日発行170号ピースネットニュースより

プルサーマルを止め続けて、
六ヶ所の再処理工場建設も止めよう!
そして「もんじゅ」も!

ストップ・ザ・もんじゅ東京 高木 章次

 去年の5月27日新潟県刈羽村でプルサーマルの受入れの是非を問う住民投票がありました。これに勝つか負けるかは日本のプルトニウム政策を決定する。何が何でも勝たねば!と思っていたので、勝利が決まった時は実にうれしかったですね。
 結果は反対53.4%、賛成42.5%、保留3.6%。過半数を越えての勝利だったのですが、海山町のような「圧勝」と言えるような数字ではありませんでした。原発が7基もある原発城下町とも言える刈羽村での住民投票ですから、あまり高望みをしてもしかたないとは思うのですが、この53.4%という数字も関係あるのか、東電も国も「理解活動が足りなかった」として、ストーカーのように戸別訪問などを展開、受け入れを地元に強要し続けています。また、首都圏消費者の市民に対してのPRが足りなかったとして、新聞の全面広告やTVCM、マンガを使ったパンフ作成、イベント、原発見学会などを積極的にしています。
 プルサーマルは99年から福井、福島、2000年からは新潟でをスタートさせる計画だったのですが、すべてストップ。簡単に現状を。
● 福井県は高浜原発4号用のMOX燃料のデータねつ造事件によって、仮に受入れるとしても燃料製造の関係で2005年(関電)。4月26日、燃料返還のための輸送船が燃料を製造したイギリスのBNFL社から日本に向け出航したという段階。
● 福島県は高浜4号のデータねつ造事件と福島用MOX燃料にも疑惑があるとして訴えた東電MOX裁判(燃料使用差止め)ほか、さまざまな反対運動の影響もあり、福島県知事は受入れを拒否。県として、エネルギー政策についての勉強会を1年以上続けていて政府の方針には否定的。ただし、原発立地4町長は受入れ推進で、油断大敵なのですが。
● 新潟県は、新潟県知事、柏崎市長、刈羽村長は程度の差はあれどすべて受入れ派なので、国、電力としてはここを何としても落とすしかないと考えているようですが問題は住民投票結果。何とか刈羽の住民投票結果を無きものにしようと、悪知恵をしぼっている様子。

新潟県知事の記者会見(4月12日)から(一部)
「私としては、昨年からの一連の流れとして刈羽における住民投票の結果を重く受け止めて、その住民感情なり、住民意向が何らかの判断として変わったということであれば、別だが、そうでない限りはそのことを尊重していく」「ポイントとしては、刈羽村において住民理解を得るための電力サイド、国サイド、あるいは県も含めてのいろんな意味での理解活動がどのように住民の皆さんに浸透し、理解を得られるかということだから、今その運動を国も常駐※して始めたばかりだから、私としてはそれを見守っている。そしてそのことを受けて刈羽の住民、そして刈羽の議会、村長さんがどのように判断するかこれから伺っていく、ということだと思う」 ※エネ疔職員が柏崎市総合庁舎内に。

 そして『4月30日、青森県六ヶ所村で建設が進んでいる再処理工場の操業について 、国の原子力委員会は「原発でプルトニウムを燃やすプルサーマル計画の進展を前提にする」という厳しい条件をつける方針を決めた。青森市で開かれた国の政策に提言する「原子力政策青森賢人会議」で原子力委員会の竹内哲夫委員が明らかに。』ということが5月1日の朝日新聞に掲載されました。
 プルサーマルを止め続ければ、再処理工場は動かせないというのを原子力委員会が公式発言するのは始めて。これは電力会社に対する強烈な圧力(プルサーマルを実施しなければ六ヶ所へ使用済み核燃料を送ることはできなくなるから、原発の貯蔵プールが満杯になったら原発を停止するしかなくなるよという)でもあるのでしょう。電力はコスト的にはプルサーマルも再処理もしたくないはずなのですが。
 来年の6月(10月から早まる)にはウランを使用した試験を始める計画です。本格操業は2005年の計画ですがウランを使えば施設の大部分は放射能で汚染され、解体費用は汚染されていない場合とは桁外れに高いものになります。
 こういうわけで、いよいよプルサーマルも再処理も中止へ向けて来年の5月まで大事な大事な12ヵ月がスタートします。首都圏東電管内の市民も、新潟、福島の方々、そして全国の方々と協力してプルサーマルを止め続けましょう。そして再処理も止めましょう。もちろん、その先には「もんじゅ」が続いています!

※紙面の都合で浜岡原発震災のことが書けませんでした。さまざまな取り組みが始まっています。問い合わせてください。
●4月25日裁判提訴。原告1016人。原告二次募集中。
●静岡県内で戸別訪問●静岡県内新聞折り込み
●署名(5月末から)
●ほかいろいろ
ストップ・ザ・もんじゅ東京
TEL 03-5225-7213  FAX 03-5225-7214
新宿区神楽町2-19銀鈴会館405共同事務所AIR内

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