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2002年2月10日発行167号ピースネットニュースより
いよいよ迫る直下型東海巨大地震
早く浜岡原発を止めて!
東海地震の前に浜岡原発とめたい市民の会 東 井 怜
■今年中に起こらない確率は極めて小さい
東海地震は、明日にも起こりうると言われてから30年を過ぎ、何となく予知がはずれたとか予知不能と誤解され油断されている向きも感じられるが、事実は反対で、空くじがほとんど出つくして、いよいよ当たりくじが絞り込まれてきた、と考えるのが正しい。空くじばかりということはまずないからである。そればかりか、30年の間にエネルギーはより多く蓄積され、現在起こればマグニチュード8.0(M8.0)の巨大地震といわれる(M7.8以上は巨大地震といわれる)。これは兵庫県南部地震(M7.3)の約10倍ものエネルギーに相当する。
こうしている今もエネルギーはたまり続け、遅くなればなるほどより大きな地震となり、防災対策はより困難となるので、遅くなることは決して良いことではない。
■浜岡原発の直下に震源断層が広がる
原発は直下に活断層がないことを確認して建てるので大丈夫と言われるのを聞いたことがあるだろう。これはとんでもないウソでごまかしである。浜岡原発については、「直下に巨大な震源断層が生まれることが確実」というのが正しい。
震源断層とは、震源となる断層、つまり地震を起こす素であるが、東海巨大地震のようなプレート境界型地震では、プレート(板)とプレートの境界面が、ある日はがれて震源断層面となり、その面を境に双方がずれてそのとき地震となるので、震源断層が生まれるのと地震が発生するのとは同時であり、どちらが原因とはいえない。東海巨大地震では、この地震活動は1分間も続くといわれる。兵庫県南部地震は10秒程度だったから、その数倍もの間、揺すられるのである。生きた心地がしない。
同封の赤青2色刷りハガキをみていただきたい。そこに想定震源域とあるのは、地震を起こしつつ新たに生まれると予測される震源断層面を表わしている。震源「域」という表現から、この地域のどこかが東海地震の震源となる、という間違った印象を与えてきたことを、最近静岡県内をまわって確かめた。しかもその震源は原発から少し遠い海域と考えられている。こうした誤った認識は、至急訂正されなければならない。
その科学的根拠は、昨今確実に変わってきている。
■はじめてのシミュレーション
昨年、中央防災会議では、専門家16人による「東海地震に関する専門調査会」を設置した。中央防災会議とは、大臣総出の自然災害に対する国防会議である。
同調査会は、東海巨大地震について近年急速に集積されたデータや知識を総動員して、今日発生しようとしている東海巨大地震について、はじめて現実に即したコンピュータ・シミュレーションを行い、地表へのゆれの伝わりを1キロメッシュで、津波の高さ予測を50メートルメッシュで算定し、12月11日、中央防災会議に報告した。
新聞各紙にその結果として、防災強化地域が西方名古屋方面へ拡大する旨報道されたが、大事なのはその前段、コンピュータ・シミュレーションがようやく可能になった、という点だ。しかもそれができるのは、今のところ陸域で多くの観測データが得られる同地震だけ。
■東海巨大地震の予知は必ずできる
警戒宣言は2〜30時間前
こうして東海地震に関する発生メカニズムが明らかとなり、来るべき東海巨大地震のはじまりを捉える24時間観測態勢がしかれていることから、同地震に関しては2〜30時間前にはほぼ確実に前兆をつかまえることができると今は考えられている。この前兆は、なまずが動く、といった類のものではなく、ずれの始まる大地の動きを、直接測るという確かなもの。
それを受けて判定会議が緊急招集され、警戒宣言へと動いていく。警戒宣言は発せられないのではないかという懸念が時折語られるが、それはまずないだろう。東海巨大地震による津波の襲来は地震から1〜2分後という地域があり、警戒宣言がなければ、とうてい避難は間にあわない、と判定会会長であり上記調査会の会長でもある溝上氏自身が語っているからだ。
■「活断層はさけて建てる」なら浜岡原発は建てられない
浜岡原発の直下に震源断層が生じ、そこで巨大地震が起こるのだから、従来の国の認識からすれば、浜岡原発は既にすべて停止されていなければならなかったはずだ。
何しろ「地震の原因となる活断層は避ける」としてきたのだから。たとえ今活断層がなくてもこれから生まれて地震を起こすことが確実なのだ。
それを、言うに事欠いて中部電力も国も「東海地震にも耐えられる」と吹聴している。証明してもらおうではないか。それができないのだったら即刻とめることを求めよう。4機とも止めたら電気が、経済が……などといっている場合ではないことは、既におわかりだろう。
加えて、昨年11月のダブル事故における中電をみれば、巨大地震に対して冷静に対応できるなど、みじんも思えない。むしろ、それをもって運転する資格がないとはっきり言おう。
■原発は警戒宣言が出てから止めても間にあわない
原発は運転停止しても莫大な熱を発生し続ける。これを海水で冷やし続けるのだが、定められているとおり事故もなく順調に冷やし続けることができたとして、一年間くらいは発熱による燃料のメルトダウンの危険がなくならない。万一地震で冷却不能となれば、たちまちメルトダウンの危険にさらされるわけだ。強い地震動が一分間も続くといわれ、大きな余震にくり返しさらされるという東海巨大地震に原発がどこまで耐えられるか。オンサイトの実験など、とうてい許すわけにいかない。
■50円で原発震災をくいとめようキャンペーン
大至急できることを、東海巨大地震の前に浜岡原発4機すべて止めるために、次々に行動しよう!
1)ハガキ・アンケート
たくさん集めて、県や県議会、中部電力などに不安の声を届けます。県内外で配る、ミニコミに同封するなど、急いで広げて下さい。第1次〆切は2月末日。ハガキの注文は枚数・送り先を明記してFAX 048‐478‐9068まで。
2)ハガキアンケートや、わかりやすいマンガパンフを作るためにカンパをよろしくお願いします。
郵便振込「00840‐0‐119312」
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
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