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2001年11月10日発行164号ピースネットニュースより
フランスからやってきた「怒れる母たち」、
日本にて怒る!!
グリーンピース・ジャパン 核問題担当 鈴木 かずえ
「ラ・アーグ再処理工場周辺で小児白血病が多発している。」「海によく行く子どもほど、白血病になっている。」「魚介類をよく食べる子どもほど、白血病になっている。」
−ヴィエル報告1997年
1997年に発表されたこの報告に対し、使用済み核燃料再処理工場を運営するフランスのコジェマ社は「ばかげている!」と一蹴しました。これが、「怒れる母たち」の怒りの源でした。
グリーンピース・ジャパンでは、10月20日から11月5日まで、フランスから「怒れる母たち」の会の方を招いて、「お話し会ツアー」を行いました。東京、弘前、青森市、むつ市、八戸、十和田で地元のグループと共催で「お話し会」を行い、水戸、東海村、六ヶ所村で交流会をし、福島、西宮、大阪で地元のグループ主催の会にお呼ばれして、「母たち」に話していただきました。
のべ700人もの方が、「母たち」のお話しを聞きました。
わたしがなんと言っても感動したのは、やはり、母たちの「怒り」方でした。反原発運動とは何のかかわりもなく生きてきた、漁師のおかかみさんで3児の母であるイレーヌは、ヴィエル論文をコジェマ社が「ばかげている」とした新聞を読んで、「子どもの健康にかかわる重大な報告を、きちんとした情報も出さずに『ばかげている』なんて!これは、きっと重大なことが隠されているに違いないわ!」と思い、子どもを学校に送った帰りに出くわしたナタリー(ホテル経営・3児の母)の腕をひっつかんで「わたしたち、何かしなきゃだめよ!」と言ったのです。「あなた、新聞読んでないの?大変なことが起こっているわ!」と言われたナタリーは新聞を買って、「何人でもいい、集まって相談しなくちゃ!」と友達に電話をかけまくりました。翌日の朝食の食卓でともにホテルを経営している連れ合いのジャン・ピエールの鼻先に新聞をつきつけて「あなた!こんなことってないわ!」と怒りをぶつけました。
それから、ナタリーの家に集まった「母たち」は、子どもたちを守るために行動を起こすことにして、「怒れる母たち」をつくったのです。
今、「母たち」のお話話しをまとめているところです。ぜひ、ご期待ください。
また、グリーンピース・ジャパンでは、「怒れる母たち」ジャパン・ツアーに先立ち、フランスでの取材をまとめて本を編集しました。「怒れる母たち」のお話し、地元の酪農家の方や漁師さんのお話しや、グリーンピースが海の汚染を調査したら、通常の1万7000倍もの放射能が検出されたお話しなどをまとめました。創史社から好評発売中です。全112ページ、1260円。写真がいっぱいです。ご注文は創史社、FAX03-3377-2083まで。
*グリーンピース・ジャパンでは、青森県知事と総理大臣に「再処理工場建設中止」を求めるハガキキャンペーンを実施中です。ぜひ、ご参加ください。くわしくはグリーンピース・ジャパンまで。
TEL:03-5338-9800
*「怒れる母たち」ツアー報告
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