ハイブリッド車

 ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて動力源とするシステム。本システムは国内では既に都バスに採用されています(日野自動車工業のHIMR)が、乗用車に本システムを搭載したものはトヨタ自動車が本年12月に215万円という「戦略的価格」で発売を予定しており、日産自動車や本田技研工業も来年には同様の「ハイブリッド車」を発売する予定です。ここではトヨタのハイブリッドシステムの内容を見てみます。

carfig2.jpg (42451 バイト)【トヨタのハイブリッドシステム】

 1500ccのエンジン、発電機、ニッケル水素バッテリー、モーター、動力分割横構等を搭載。
エンジンを発電のために使いモーターのみで駆動する「シリーズ方式」とエンジンとモーターの双方が駆動力を持つ「パラレル方式」の双方を組み合わせ、それらの長所を最大限引き出そうとしています。

 具体的には、発進や低速時はエンジンは運転されず、バッテリーを利用してモーターだけがタイヤを騒動します。通常走行ではエンジンの動力を二つに分割、タイヤと発電機の両方を駆動します。そして、発電機で得られた電力はモーターに供給され、モーターもタイヤを駆動します。一方、減速・制動時には、モーターは発電機となり、車両の運動エネルギーを電力に変え、バッテリーに充電。そこで、発進時に使った電力が一部回収されます。走行状況に応じてエンジンの直接騒動とモーターの動力を最も効率よく制御、無駄になっていたエネルギーを有効活用することで、従来のガソリンエンジンに比べて燃費を約2倍に向上(すなわちCO2の排出量が2分の1に)、排ガス中の一酸化炭素や窒素酸化物などを約10分の1に抑えました。

【日野自動車工業のHIMR(ハイエムア−ル)】

 ディーゼルエンジンのフライホイール部に設置された三相交流機が、発進時にはモーター機能によりディーゼルエンジンをアシストし、滅速時には発電機機能によりバッテリーを充電しながら、補助ブレーキの役割も果たす。

 なお、国外では独アウディがディーゼルエンジンとモーター併用型の乗用車を発売しています。