Home | Volume Index | Link Other Pages | Mail Us | About Us | Contact Us   

会計報告

日々の会計のやりくりから覚悟はしていたものの、こうして歴然とした数字として表に示してみると、越冬期後半から仕事のなくなる｢端境期｣にかけてのこの期間の出費の大きさにやはり愕然とせざるを得ない。正式結成後初めて黒字に転化した今年初めからわずか5ヶ月、思えば短い｢健全｣財政期だった。

しかし、あえて強気を言えば、この金額の｢量｣としての大きさは、次につながる｢質｣を備えたものだった。今号でお伝えしたように、私たちの自立支援事業=｢就労支援プロジェクト｣は、この短期間に構想され準備され着手され、そして不完全ながらも始動した。仲間たちは意気軒昂、疲労気味の支援者を文字通り引っ張っている。現にこれを書いている私の後ろでは、電車が動き始めてまだ間もないこの早朝に、｢弁当屋｣チームの仲間たちが忙しげに立ち働いてもいる。この間の一連の新規取組を無事軌道に乗せ、さらなる発展を展望しうる位置に立てるかどうか、その一切は今後にかかっている。そのためにも、力強い支援を切に切にお願いする次第である。

なお、賛助会員（年会費5,000円）、特別賛助会員（月会費2,000円以上）も引き続き募集しています。野宿者状況の悪化は文字どおり「圧倒的」です。「行動報告」にも示されている通り、私たちは状況改善のための人的努力は惜しまぬつもりですが、悲しい哉、貧乏人ばかりで金銭的努力はやりようがありません。読者の方だけが頼りです。よろしくお願いします。