のじれん・通信「ピカピカのうち」
 

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     相次ぐ仲間の訃報

ようやく、寒さがやわらぎ春の兆しが見え始めてきましたが、今年の厳冬も残念ながら、相次ぐ仲間の死が報告されました。今年に入ってからすでに渋谷だけでも5名の方が亡くなっています。

1/6 Aさん。千駄ヶ谷首都高高架下ガスボンベ爆発。
1/27 Bさん(74歳)1/16渋谷から救急搬送。F病院。
1/27 Cさん(30歳)宮下階段下から救急搬送。H病院。
2/1
Dさん(53歳)代々木の仕事中倒れ14:30ころ救急搬送。T病院。死因は虚血性心不全。
2/3 Eさん(46)1/27に福祉へ来所。K病院。2/3容体急変。死因は結核。

(仲間の逝去に立ち会ったメンバーより)
今回 Eさんの逝去場面で小沢さん(編集部註:渋谷の仲間)がいてくださった事ほんとに良かったです。まっさらな気持ちの小沢さんの言葉に何度も気持ちを打たれました。
廊下で待っているとき何度も何度も小沢さんに「誰が誰が誰が決める?死ぬって誰決める?」と聞かれました。答えに窮しましたが小沢さんの言いたいことが痛いほど伝わってきました。
Eさんのお父さんが見えるまで二人で 病室で待っていたのですが、私以上に涙もろい小沢さんがいてくださったおかげで目に見えて医師、看護婦の看護の手にも力がはいったように感じました。
看取る人間がいるといないのとでは全然違うんだなと感じました。
Eさんのお父さんが見えて三分ほどで延命処理を終え Eさんは
お亡くなりになりました。

Eさんを看取った後 渋谷で一杯小沢さんとやったときに、小沢さんがEさんにも一杯ついで Eさんに「E、天国でも路上生活すっか?すっか?すっか?すんなよ。すんなよ。すんなよ。」と言ってました。
重い言葉ですが小沢さんらしくて笑ってしまいました。(三橋)


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なぜ仲間たちは死の直前まで路上にあり、路上に倒れ、なぜ路上から救搬されなければならなかったのか。私たちは決して、仲間たちがただ単に「不運」だったから死に至ったのだなどとあきらめたりはしない。野宿者が野宿を強いられるのは、その当該個人に運がないからではない。私たちが住まう、この社会の制度諸体系が、常数の家なきものを見込んでいるのだ。情況に立ち向かう声を無力にも失するとき、私たちは、日々仲間を死に追いやっていくこの残忍な社会の恣意に荷担することになる。
都内のホームレス路上死は年間443件。
私たちは仲間たちひとりひとりの死がもつ、重すぎる意味を噛締め、この路上のテロリズムに立ち向かっていく。この場を借りて、亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします(木村)。



 


(CopyRight) 渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合
(のじれんメールアドレス: nojiren@jca.apc.org