おしらせ
緊急要請！！ のじれん
≪特別賛助会員募集のお願い≫
１．渋谷の野宿者と「のじれん」の運動
2000年を迎えようとするこの冬、それは野宿者にとって例年にも増して厳しい冬となりそうです。山谷、釜が崎、そして新宿などに比べると規模も小さいし、あまり知られていませんが、渋谷区内にも約５００名ほど野宿者が住んでいます。そのうち約250名ほどは代々木公園で、残りの250名は、渋谷駅周辺、そしてそのまわりの宮下公園等の小規模な公園、地下道、渋谷区役所近辺、そして路上などで生活をしています。
私たち「のじれん(渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)」は、野宿生活を余儀なくされている当事者とその支援者からなる団体で、渋谷区内に住んでいる500名の野宿者の生活と命を守り、少しでも人間らしい生活が出来ることを目指しています。
私たちは、野宿者運動としていろいろなところで行われている炊出しやパトロール、そして行政諸機関との交渉のみならず、野宿者運動の新しい展開を目指して、行政が何かをやってくれるのを待つだけでなく、行政に力がないのなら、自分達で、仕事、就労機会、住居を切り開いていく方向性を模索、実践しています（これらの内容については、季刊通信『ピカピカのうち』やホームページを御参照ください）。
さて、そこで大きな問題となってくるのは、この運動維持のための財政問題です。この文書は、皆様に、のじれんの会計の状態を知っていただいて、特に『特別賛助会員』になっていただきたくその説明をさせていただくために用意したものです。
２．特別賛助会員とは
のじれんの会計は、一般会計と特別会計の2本建てになっています。一般会計は、通信において、皆様にご報告させていただいている会計で、主に、皆様のカンパからなり、炊出し、福祉行動や行政交渉の際の仲間の交通費、弁当代などに使われます(実はこちらも赤字です)。そして特別会計ですが、のじれんでは渋谷に一つの事務所を借りています。その事務所の家賃（85000円）、及び印刷機のリース代、電話代、光熱費などが、毎月13万円近くかかります。この毎月一定額かかる事務所関連費用に関する会計が特別会計です。のじれんでは、この費用を安定的に確保するために『特別賛助会員』制度を設けています。特別賛助会員になっていただいた方には、毎月定額の会員費(一口2000円以上)を払っていただくことによって、事務所の家賃等の毎月かかる費用を安定的に確保していました。
しかしながら、最近の不況の影響か、特別賛助会員費を毎月負担するのが難しくなった会員の方が少なからず生じてしまい、事務所の家賃及び経費支払いが非常に困難な状態になりつつあります。今月の家賃も、特別会計だけでは支払うことができず、メンバーが立替え払いをせざるを得ませんでした。このようなことが続くと今後、事務所維持そのものが困難になってくる可能性もあります。
しかしながら、この事務所は、のじれんの活動全体にとって、また特に、新しい運動の展開においては、非常に重要な役割を果たしており(下記、事務所の役割参照)、事務所を失うことは、大きな痛手です。そこで、皆様に是非、この事務所機能を維持することの特別な協力者になっていただきたく、『特別賛助会員』への加入をお願いする次第です。以下の事務所の役割に賛同し、特別な支援者になってくださる方は、是非よろしくお願い致します。
３．事務所の役割
事務所は野宿者運動体にとって、通常の市民団体において事務所が持つ以上の意味を持っています。
まず、仲間が就職面接を受ける際に、まったく住所・連絡先がないとほとんど相手にしてもらえません。そのための住所、連絡先の役割を果たしています。何も仕事に限らず、他に重要な事項の場合の連絡先となります。
また、会議や作業場、そして倉庫としても利用する他、野宿者に求人情報を提供して野宿者の就労努力を側面援助する「就労相談」の実施場所、および野宿者が自ら情報信者となるべく野宿者に対するコンピューター教室としても活用されています。
- 毎月定期的に2000円以上(現在の最高出資者は１５０００円）でお願いしています。
- 振込先：郵便振替口座番号 00160-1-33429 (注：特別賛助会員費と明記ください)、
- 特別賛助会員には、「のじれん」の季刊ニュースレター『ピカピカのうち』を毎号お届けします（ただし、郵送料節約のため、出来る限りホームページによる通信購読をお願いしています。この場合には、パスワードをお知らせします）
- のじれん（渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合）
- 申込先:
- のじれん
- 〒150-0011 東京都渋谷区東1-27-8-202
phone, fax: 03-3406-5254
担当：湯浅 誠 090-1796-1828
Nojiren e-mail: mailto:nojiren@jca.apc.org
- ※なお、実際に現場で野宿者と一緒に、いろいろな手伝いをしてくださる方も募集しています。ご連絡をお待ちしています。
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