ブラジルでの強制排除に反対する支援要請
2005.7.13

金津まさのり(釜ヶ崎パトロールの会)

 2005年1月にブラジル・ポルトアレグレで行われた第5回世界社会フォーラムの際、MNLM(居住のために闘う全国運動・ブラジルの野宿者運動団体)とNo-Vox(声なき者のネットワーク)が約100人の家なき家族と共に、共同でビル占拠を行いました。世界社会フォーラムの開催に合わせて、「持たざる者」の存在を社会的にアピールしていくための行動「持たざる者のフォーラム」の一環として取り組まれたもので、私を含めて多くの海外からの参加者もここに寝泊まりしつつ、占拠への支持を訴えました。
 この建物に現在、排除の危機が迫っているという知らせがフランスのNo-Voxメンバーより送られてきました。フランスのブラジル大使館に対する抗議行動への賛同を寄せてほしいとのことです。

 以下のアドレスへ団体名を送っていただければ「グローバリゼーションを考える日雇・野宿労働者運動準備会」で集約して送ります。ぜひ賛同をお願いいたします。

送付先:
期限:7/15(金)午後7時(日本時間)

(団体の英語名がなく、こちらで適当に付けてよければ、その旨記
載をお願いします)
(東京のブラジル大使館への申し入れも現在検討しています)

2005年世界社会フォーラム・持たざる者のフォーラムについて
は以下のURLをごらんください。
http://www.jca.apc.org/nojukusha/have-nots/2005WSF/

(以下、No-Voxフランスからのメールを転送)
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 ポルトアレグレで1月24日からMNLMが占拠している建物から家族が立ち退きさせられるべく圧力がかけられています。この建物は州の社会保険庁が所有するもので5年前から空き家になっている建物です。
 この建物は第5回世界社会フォーラムにおいてさまざまな大陸にまたがるNo-Voxのネットワークに参加する「持たざる者」が占拠し、フォーラムに参加した多くの組織や参加者の支持を得ています。州政府との交渉の結果、建物は貧困家族向けの住宅に建替えることが約束されたはずです。
 私たち市民団体ともうひとつの世界を求める運動は、警察を建物に送り込んだポルトアレグレ市当局、退去を要請する社会保険庁、退去を迫っている州政府に、私たちとの交渉を再開し、占拠している家族とMNLMの要求に沿うかたちでの解決の方法を探ることを要請します。
 さらに立ち退きを迫り、退去強制が実施されるならば、私たちは来週ブラジル大使館前で抗議行動をとるつもりです。フランス?ブラジル年を祝って開催される予定のいくつかのイベントにも介入するつもりです。

呼びかけ団体
No Vox France, No Vox Japon, No Vox Portugal, AITEC,
DAL, AC !, Marches Europ?ennes, CDSL, Gamins de l'Art Rue, SUD, Droits
Devant !, Solidariedade Migrante