98年度オープニング総会報告
<97年活動報告>
1 理念・政策に関する活動
【1】理念・政策の本格的具体化
政党の重要な仕事の一つは、理念・政策を絶えず発表し市民の理解を得ることだ。
今年度の活動計画の目玉は、その時々の社会問題に対してビビッドに反応し、党の理
念・政策をより具体的でわかりやすい政策として、各党員が一人一政策をつくりあ
げ、公表するということだった。この活動計画について、前年度はあまり意識的でな
かったのを、今年度はより意識してできるだけその時々の社会問題に反応しようと心
がけ、スタッフの多くや議員の活動、機関紙「たんぽぽ」に社会的トピックをとりあ
げる努力をした。
たとえば、
(1)重油問題
山田市議が中心になって活動し「論壇」に主張が掲載され大きな反響を得る。
(2)「従軍慰安婦」問題
資料を作成、公表し全国から注目活用される。新潟日報「私の視点」(中山)でも
論理展開。
(3)新潟県の審議会・委員会の実態調査、調査報告書を公表
新聞などで大きな反響あり。
(4)駐留軍用地特措法に対して、共同声明をコーディネート
特措法問題も「安保平和」という観点ばかりではなく、地方自治を主戦場とする各
地域の市民派政治勢力・地方議員など私たち自身の問題だ、という視点は多くの共感
を得た。
(5)新ガイドライン・関山演習に関する活動
新潟の具体的な問題を論理展開、地域政党らしい活動を展開できた。米軍車両ナン
バープレート問題、県の窓口確定、「重大な関心」発言などいくつかの実質的成果も
得た。パンフレットも作成し他の地域の活動にも影響を与えた。これらの活動も各方
面の関心を呼んだ。
(6)公共事業調査委員会の設立
10月に発足した。本委員会を設置した第1の理由は、わが国の深刻な財政危機の主
要な原因が膨大な公共事業予算にあり、このまま公共事業に依存する政策を続けれ
ば、財政改革・経済構造改革などはできないという極めて重要な政策課題であること
である。第2に、これまでの公共事業の多くが、社会的弱者を食い物にし自然環境の
破壊につながることが多かったので、その在り方を抜本的に改革させることが、人
権・環境・平和・福祉を基本政策とする「市民の政治」の重要政策であるからであ
る。
(7)湯之谷村長選挙、など
また、スタッフ会議において政策学習会を合わせて行うよう努力するとともに、大
学の研究者の協力を得て、市民塾で集中的に、地域循環経済・地域主権に関する市民
新党独自の中長期的な政策立案の研究をしてきた。その成果は、「新しい革命への道
〜地域主権と地域循環経済、徴ボランティア制と新商品価格決定方式」(白鴎法学9
号に収録)として、まとめられている(希望者に抜刷を差し上げます)。ただし、こ
れらの政策については、党全体の政策となってはいない。
市民政党全国ネットワーク(「みどりの党」:仮称)の実現に向けて、地域政党
論、市民の政治理念、新しい政党論について、2度の全国会議とその前後の準備期間
などにおいて、各地の政治グループ・個人と真剣な議論を重ねることによって、市民
新党の理念・政策、組織論が批判的に試された。今のところ、市民新党の基本的な理
念・政策、組織原理に代わる有効な市民政治の実践的な理念・方法論は現れていない
ように思われる。フランスやドイツの緑の党と接触し始めたが、私たちの目指す方
向・理念・政策はおおむね間違っていないように思われる。
以上のように確認したうえで、私たち自身の力の足りなさと組織の広がりの不足を
率直に認め、それを克服するために何をなすべきかを真剣に考えていかねばならな
い。一言で言えば、なぜ、市民が政治に無関心なのか、それを改め市民の手で市民の
政治を実現するには、どうしたらいいのか、ということである。そして、私たちは何
を目指し、何がしたいのか、をより明確に、よりわかりやすく、よりたくさんの市民
に訴えかけ、理解してくれる市民を増やすことである。
【2】公開・宣伝
(1)市民塾
今年度は、6回開催した。
第8回、1/25 「私たちの税金と公共事業」:報告をお願いした大蔵省新潟財務事
務所が休日(土曜日)であることを理由に、引き受けてもらえなかった。
第9回から3回連続して、シリーズ「政官財はなぜ癒着するか〜国家と企業のしく
み」( 報告:澤登佳人新潟大学名誉教授)を行った。
第9回市民塾、2/22「地域循環経済・地域主権を実現する政策」
第10回 3/8「地域循環経済を確立し、地域主権団体の連合国家をつくる」
第11回 3/22「徴ボランティア制と新商品価格決定方式」
第12回、7/19、阿部知子氏:「脳死・臓器移植の問題点」
第13回 10/4、新倉裕史氏:「新ガイドラインと私たち」
(2)インターネット、ホームページ
市民新党のホームページは本年も各方面から注目を受けた。海外からはハワイの
Green Party関係者からの協力依頼、オーストラリアの国営ラジオ放送プロデュー
サーの訪日・取材を受けた。これに伴い、一部ページの英語化も試行した。国内で
は、「メディア研究会」からの要請で市民新党の活動とインターネット利用について
東京で講演を行った。また、岩波ブックレットから本年夏に発行された「市民イン
ターネット入門」には私たちの活動が数カ所に渡って触れられている。私たちが作成
しホームページとメーリングリストで公開した「『従軍慰安婦』問題討論資料」は多
くの人々によってダウンロードされ、全国で活用されており、こうした活動が各地で
私たちに対する信頼性を高める働きもしていることを特記しておきたい。各方面から
のリンク希望も続いている。 本年おこなわれた関山演習では私たちがホームページ
で提供する情報を見て県内外の報道関係者から問い合わせ等があった。
また、高見スタッフらが中心となっておこなった新潟県の審議会・委員会の実態、
山田市議が中心になって作業した県・市の予算書の電子データもホームページ上で公
開し、注目されている。現在、1日あたり新党のホームページへのアクセスは100件
から200件前後となっている。上記予算書の公開直後にはこれが300件から400件ほ
どに上昇しており、こうした活動の重要性があらためて明らかになっている。
(中略)
(3)会報たんぽぽ
97年度は発行回数は11回とほぼ毎月発行となったが、紙面構成については反省
すべき点はある。一人一政策をベースに書き手を拡大する努力をしてきたが、紙面に
登場したメンバーはわずかに増えたにとどまった。実際の発行にあったっては、顔の
見えるスタッフが紙面を分担するという傾向があったことは拭いきれない。又、読者
の中からは、もう少し機関誌らしい体裁にすべきだといった意見などもある。なお発
行部数は約300と停滞しているが、有料購読者は若干増加している。
2 議会活動の充実、行政・議会情報の公開
【武田 新潟県議会議員活動報告】
〈一般質問で取り上げた課題〉
公共事業のムダ、プルサーマル計画、全国都市緑化フェア、ナホトカ号重油流出、
審議会のあり方、高校入試改革、学閥、新ガイドライン
〈党活動と議会活動〉
1、政策活動の重点課題として「97年予算要求書」の作成を課題としたができな
かった。
武田担当のもとに、(1)スタッフ会議メンバーが、97予算について各部局よりヒアリ
ング (2)福祉部門(栃倉)、障害者部門(広島)についてそれぞれヒアリング (3)
各部門ごとに担当者を決め各事業についてABCの評価と対案づくり 以上の作業をも
とに、「97予算要求書」を作成する作業をすすめたが、各担当者ごとに問題意識のレ
ベルや考え方に違いが大きく「要求書」としてまとめることができなかった。個別の
事業の評価のためには、もとになっている県全体、ないしは各分野での中長期の計画
に対する、私たち独自の基本理念・政策が必要である。
2、山田担当による「97県予算説明書」「97新潟市予算説明書」をインターネット
上で公開することができた。1日に300件からのアクセスがあり反響の大きさがしめ
された。
3、高見担当による「新潟県の審議会等付属機関に関する報告書」を公表することが
できた。マスコミにもとりあげられ「問題提起」として、大きな成果をえることがで
きた。全付属機関を毎年の決算資料に掲載させることができ成果を定着することがで
きた。
4、「議会レポート」の新党ホームページへの掲載を開始した。
【山田 新潟市議会議員活動報告】:総会当日別途提出した報告レジメ項目・
97年一般質問:
教訓生かされなかった重油流出事故について
財政に関しての質問
行政手続条例について
新潟港とその周辺、機雷封鎖からガイドライン見直しまで
新潟市水道料金の値上げについて
・97年委員会発言:3月定例議会、委員会意見、6月臨時会、6月臨時議会、6月
定例議会9月定例議会、3月議会外伝、委員会視察旅行外伝
・97年議案に対する態度、97年議員発案に対する態度、請願・陳情に対する態度
3 全国選挙を含む諸選挙活動
【1】99年統一地方選への準備
前回出馬した武田県議(中蒲)はきまま会により、中山(新潟市)は後援会を発足
させ、それぞれ準備を開始している。
県内市町村会議員候補擁立に向け、12月に選挙対策本部を発足させた。
【2】98年参議院選挙への準備
全国会議の呼びかけの中で、我々は98年を「9人の選挙区候補と一人の比例区候補
擁立で比例区に市民派の議員を送り出す」事を構想して努力してきたが、11月の段階
で98年参議院選挙へ向けては断念することとした。全国会議は2001年には市民派候
補の当選を目指す事を射程に入れて発足した。
新潟選挙区に対する市民新党にいがたの対応については、我々独自の判断において
対応を迫られている。社民党現職大淵議員の出馬表明を受け、社民党県本部は市民新
党にいがた、新社会党に対して支援要請を行ってきている。
95年参議院選挙での高見票35,000票を今後にどう活かしていくかを踏まえて検討
してきた。
【3】東京都議会議員選挙(97年7月)
7月東京都議選では、市民派議員が「市民の声・東京」を結成し、4名の公認候補
2名の推薦候補により選挙戦を戦った。我々は、市民派としての独自の勢力形成の大
きな動きとしてとらえ、選挙戦に支援行動をとった。残念ながら当選には至らなかっ
たが、杉並では福士候補が次点と今一歩に迫った。全国会議の発足に向けては、この
経験も基礎に東京の仲間達が大きな力を発揮してくれた。
【4】県内市町村議員選挙
97年は13の町村で議員選挙が行われた。このうち西川町の選挙に向けては市民新
党公認候補擁立を目指して努力を重ねたが、擁立には至らなかった。しかし、市町村
議会への挑戦はそれぞれの地域差はあれ、我々の働きかけによって少しずつ身近なも
のとして考えていく基盤が拡大していく。
【5】その他選挙
8月に行われた湯之谷村村長選挙にダム建設反対を掲げて出馬した星候補を唯一推
薦して闘った。
圧倒的保守基盤と思われた村の中での選挙戦は、選挙戦を実質的に支え、共産党・
新社会党などの実際上の支援も得、1055票(26%)を獲得するという成果を上げるこ
とができた。選挙離れとの一般論に対して、地域にも人材がいること、そして主権者
としての行動の可能性を見ることができた。
4 全国ネットワーク
現在の政治・経済システムの根本的な転換、民主主義、地域主権などを目指す全国
的な政治勢力の形成を目指して、以下のようなグループとの交流や意見交換・協力関
係を築いてきた。
【1】「各地の地域政治勢力の連携で1998-2001年地方選・国政選挙を闘おう」全国会議
97年は市民新党にいがたとしての最大の課題として、全国政治勢力の形成へ
向けての活動に取り組んだ。総会の採択を踏まえての3月の呼びかけにあたっては、
公式文書としての「各地の地域政治勢力の連携で1998年-2001年地方選・国政選挙
を闘おう」とする呼びかけに3つの個人署名の補足文書と資料を作成して、全国の仲
間に発信した。
8月の六日町の第1回会議には、17都道府県から約70名が参加した。始めての顔
合わせによる会議で、それぞれの思いを確認することができたが、具体的な合意には
至らず続開を確認して終わった。11月の東京での続開会議では、12都道府県約40
名の参加と規模は縮小して開催された。会議では「(1)各選挙区選挙を闘いながら全国
を闘うような「9+1」型全国選挙を闘うための討論と準備〜当面2001年参議院
選に向けて準備を整え登場することを目的とする(2)全国的連携で地方選を闘う〜
1999年統一地方選を当面の目的とする(3)(1).(2)を闘うためのローカルパー
ティーもしくは地域政治勢力の形成を模索する」という3点を目的として掲げて、
「各地の地域政治勢力の連携で1998年-2001年地方選・国政選挙を闘おう」全国会
議をスタートすることを参加者全員の合意で確認した。
【2】沖縄社会大衆党
これまでの協力関係に引き続いて、協力と信頼関係を維持してきた。定期大会等に
は相互に参加(2月新党の総会に新垣重雄氏、4月社大党大会に山田市議)した。東
京の島袋参議院事務所とも良好な関係を維持している。新しい人事で、これまで御世
話になってきた喜納前書記長が副委員長に、新垣重雄・執行委員が書記長に就任し
た。
4月の特措法問題への協力、秋からの新ガイドライン問題での共同取り組みをおこ
ない、11月の関山演習に対する取り組みでは喜納副委員長・新垣書記長に来県いただ
き、御支援を得た。御世話になっているばっかりで、恩返しをしたいと強く願ってい
るところである。12月沖縄名護市での会場へリポート建設を巡る住民投票には山田
が選挙支援を行った。
【3】平和市民ネット
従来の活動を引き続き、各地の市民政治勢力との連絡調整、「全国会議」への積極
的な関わり・参加をおこなっている。山田を中心に、中山、栃倉などが会議に参加し
意見交換を重ねてきた。
【4】全国ローパス(地方議員政策研究会)
定期的な政策研究活動、全国市民派議員の今後の活動に向けた討論が積み重ねら
れ、武田、中山、山田を中心に関わってきた。99統一地方選に向けた「(虹の)500
人構想」が開始され、共同綱領に基づく市民派議員候補を全国で掘り起こし連携して
いこうと呼びかけている。ローパス内部にある「無所属議員」主義、「地方」最優先
主義などには一定の批判を持ちつつ、友好・協力関係を維持している。
【5】社民党及びその周辺
山田市議を中心に、秋葉忠利・濱田健一・保坂展人・中川智子衆議院議員などとも
友好関係にある。社民党に対し市民の立場から政策提言をしていこうという「市民政
治フォーラム」にも山田市議が参加。
湯之谷村長選では秋葉氏・大淵氏の応援を得た。また、地方組織からも公式・非公
式に支援・協力を得た。
98年参院選に向け、大淵氏支援を要請されている。
【6】新社会党
97年度オープニング総会への参加・御挨拶を頂き、こちらも定期大会へ参加した。
特措法共同声明、湯之谷村長選で協力した。
【7】いくつかの地域政治勢力、地域政党
私たちが新党を結成するまでの歩みを思い出せばわかるように、市民政党を自力で
立ち上げるには相当のエネルギーが必要である。それでも、各地で、地域政党をつく
ろうとする動きは次第に広がっている。
(1)「九州ローパス」は、全国ローパスの「500人構想」とは若干ニュアンスを異にし
て、「可視化する全国政治勢力として」「政党化を目指した」500人構想を呼びかけ
ており、「全国ローパス」と「市民新党」のちょうど中間に位置したような形となっ
ており、99年統一地方選への候補擁立を含め非常に前向きな活動を展開している。三
多摩グループも三多摩のローカルパーティーを考える懇談会として活発に活動を続
け、地域の活動に根ざしながら地域政党に向けた議論をしている。杉並グループ(す
ぎなミックス)は東京都議選を元気に戦ったあと、本格的な地域政党づくりの議論を
重ねている。松戸グループは、98年4月5日にローカル・パーティを結成することを
決めた。昨年夏ころから「市民新党にいがた」のメンバーの講演会をしたりしながら
準備を重ね、98年6月の市長選、11月の市議選を前に、ローカル・パーティを立ち上
げようというものである。
(2)その他、尼崎、郡山、京都、富山などいくつかの地域で、地域政党について議論を
開始しはじめたところ、「市民新党にいがたの挑戦」をテキストに学習会をはじめた
ところ、などが出てきている。これらのグループとの協力関係がそれぞれの地域での
政党設立へつながり、かつ全国会議の一翼を担う勢力として共に歩むことが期待され
る。
(3)この他、全国会議への参加や市民新党にいがたへの直接の問い合わせなどによって
地域政党や地域の政治勢力形成への関心を寄せている人々に対してもそれぞれの地域
での最初の固まりになりうる可能性に期待して協力関係を維持していく。
(4)Jネット・神奈川ネットからは、シンポジウムに参加を呼びかけられたり、機関紙
交換などの協力関係を保っている。
(5)生活クラブ生協系、東京市民21、東京生活者ネットの一部メンバーとは交流関係
を保っている。
歩みは遅くても、市民が自ら政治を始めようとする動きは、次第に広がるに違いな
い。私たちは、その動きに敏感に反応し、激励し互いに協力していく。
5 その他
【1】資料保存
96年度までの反省をもとに、市民新党の活動が触れられた新聞記事等の保存に務め
た。ほぼカバーできていると思われ、昨年1年間で市民新党の活動やコメントが報じ
られた記事は約50本に登っている。
ただし、運動関係・市民派政治団体等に掲載された記事や論文まで含めるとその数
が膨大となるため、現在その全てはカバーできていない。
【2】会報たんぽぽの発行
97年度は編集体制を変更してほぼ月一号の発行ができた。一人一政策の方針との関
連でスタッフ以外の書き手を拡大する努力を更に継続する。党の主張としての一面の
位置づけ、運動と一線を画す編集方針、読者参加の手法等の紙面改革と併せて読者課
題に取り組む。
【3】会員・サポーター・購読者の拡大
一人一政策として会員・サポーターの活動参加の拡大を呼びかけてきたが、若干の
拡大にとどまっている。たんぽぽの寄稿などを媒介にしてスタッフ以外の参画が始
まっている。
【4】グループ活動
総会での決定を受けて、公共事業調査委員会を発足させた。その具体的成果として
「新潟県の審議会等付属機関に関する調査報告書」を7月に公表して、マスコミを始
め全国的にも一定の注目を得ることができた。
グループ活動の実態としての定着にはまだまだというところがあるが、一人ひとり
の関心を土台にして各方面に対する政策・調査等の作業が始められている。
【5】事務連絡体制及び党内外通信ネットワークの充実
常勤スタッフがいない実体に対応しての措置として、会員への活動報告として事務
局通信をたんぽぽ発行時に会員・サポーターに向けて発行した。現在はスタッフ会議
の議事録の収録にとどまっている。
JCANETの協力を受け、新党内メーリングリストを稼働させた。高見スタッフもイ
ンターネットに参入し、その他のスタッフの物理的環境も整いつつあり、主要スタッ
フ間の連絡の効率化がはかられつつある。連絡機能としては定着しつつあるが、意見
交換・討論などへ向けての活用には課題を残している。
6 財政報告、監査報告(略)
<98年活動計画>
1 理念・政策に関する活動
【1】理念・政策の本格的具体化
新年度は、前年度の方針をさらに強化して、より意識的に理念・政策の具体化、時
事トピックに敏感な党および党員の目に見える活動をしよう。たとえば、名護市長選
に山田達也さんが応援にかけつけたのに続き、選挙告示日に合わせて新潟市で街頭宣
伝活動を行うというように。
政治は宣伝であり、市民・有権者に党の政策・主張を知っていただき、支持を広げ
る日頃の活動は不可欠である。一人一政策を基礎に、更に政治的野次馬精神を発揮し
て活性化を図る。
そのために、以下の活動を行う。
・スタッフ会議における政策学習会
・市民塾
・スタッフ・党員による政策発表(マスコミ・ミニコミをはじめあらゆるメディアに
積極的にと投書・寄稿するなど積極的に働きかけ、また取材に応じ、発表の場を求め
る)
・時事問題に対する声明・政策の取りまとめと公表(記者会見など)
・国・自治体に対する政策および予算要望
・市民運動の現場・研究者などと政策研究活動を行う
・たんぽぽやホームページを有効に活用
・他政党の政策批判
・行政・審議会のレポート収集と批判
・重要政策集(パンフレット、ブックレット)の発行
【2】公開・宣伝
(1)市民塾
理念・政策の具体化のため、時事問題の学習会として、市民塾を開催する。
「裏日本-近代日本を問いなおす」(古厩)、緑の党、地球温暖化等を取り上げて
いく。
(2)インターネット、ホームページ
これまでの経験を踏まえ、今後もインターネットを活用した情報宣伝につとめる。
新党各スタッフによるホームページ共同作成を目指したい。特に各スタッフ担当の
政策・提言などについて、それぞれがページを作成し掲載していく方法を検討し実現
を図る。また、武田・山田両議員の個人ページも開設し議会報告などをそれぞれが掲
載していくことも考えたい。
(3)広報
市民新党の活動について、たんぽぽ他主要報告などを各報道機関、ジャーナリスト
などにも積極的に周知していくことを図りたい。
2 議会活動の充実、行政・議会情報の公開
【1】武田県議、山田新潟市議の活動状況をスタッフ会議、インターネット、
たんぽぽなどに報告していく。
【2】「99対県予算要求書」を必ず完成させる。
このため、昨年から始めた、新潟県各部局との市民新党としての98年度予算ヒア
リングを今年度も実施する。
【3】一人一政策の課題を再確認し、一人一人が課題を議会に持ち込む努力をする。
3 全国選挙を含む諸選挙活動
【1】99年統一地方選への準備
昨年末発足した選挙対策本部を軸に候補者発掘と具体的な選挙体制を整備しつつ活
動を立ち上げる。99年市町村議会選挙は77。県議選擁立選挙区についてはそれぞれ
市町村議員を複数擁立することを目指す。その他、市民新党公認でともに選挙戦に臨
むよう広く候補者発掘活動を展開する。「公認10人、推薦10人」を目標にして進
める。
【2】98年参議院選挙への準備
市民派の力で比例区へ挑戦する「9+1」構想は断念した。しかし、我々は市民派
としての全国的登場へ向けての課題を踏まえて、新潟選挙区での取り組みを具体化す
る。
1998-2001年を展望し、これまでの選挙戦への取り組みを土台にし、全国の市民
派政治勢力を目指す人々との協力を踏まえて、「95年に引き続き高見候補で闘う」
「社民大淵候補の推薦要請に応える」「自主投票」等の選択肢を検討し、党としての
態度を決定する。最終的態度決定は、4月に臨時総会をで行う。
【3】解散総選挙への準備
国会は新進党の分党(解党)による政界再編、社民党・さきがけの参議院選挙前の
与党離脱などを底流にしながら、98年度予算審議や省庁再編、沖縄問題などを契機
にした解散総選挙ー同日選挙の可能性を含みながら推移している。
新潟1区での候補擁立も想定した上で準備を進める。
【4】県内市町村議員選挙
98年の市町村議会選挙は2つ。
【5】その他選挙
98年の首長選挙は26市町村。県内に散在する会員・サポーターや読者を基礎とし
て、各市町村の政策課題や争点に留意しながら支援行動も含めて可能性を追求する。
11月新潟市長選に向けては、政策的要求を整理しつつ態度決定していく。
4 全国ネットワーク
【1】全国政治勢力の形成
発足した「各地の地域政治勢力の連携で1998年-2001年地方選・国政選挙を闘お
う」全国会議を市民派としての拠点として認知されるものにするために努力する。
各地での地域政党の立ち上げやそれぞれの地域政治勢力の活動交流などについては
市民新党にいがたとしての独自活動とともに、全国会議の課題として提起していく。
99年統一地方選へ向けてはローパス500人構想を始めとした全国の取り組みに十
分着目し、無所属市民派に対しては、明確に市民政党を目指す意義を訴えながら共同
の作業を積み重ねていく。又、社民党を始めとした全国政党、政治勢力の流動に対し
ても市民派としての独自の勢力形成を基本として、可能な交流を重ねていく。
【2】市民派政治メーリングリスト(仮)
ローパスや市民派議員、知識人らで構成される「地方政治・市民派政治メーリング
リスト(仮)」の確立を図り、情報の共有化、議会対策、政策立案などに役立てた
い。ローパス内部のメーリングリストの構想を依頼されており、この構想は今すぐに
でも出発させることのできる状態にあるが、我々の労力の負担増を考慮したうえで実
現の時期、方式などを検討したい。
【3】国際ネットワーク(仮)
ドイツやフランスの緑の党と接触をはじめたところである。さらに連絡を密にし
て、互いの情報交換や政策研究についての協力を要請していく。また、ホームページ
上のリンクや人的交流についても、実現できるよう努めていく。その他、アジアや米
国など、可能な範囲で世界中の仲間との交流を追求していく。また、国際政策や外交
政策の研究をめざす。
5 その他
【1】資料保存
昨年に続き資料の保存に務める。
昨年カバーできなかった新聞記事以外の機関誌などでの記事・論文の内、各スタッ
フが直接執筆したもの、市民新党について重要な言及のあるものについては保存を図
りたい。それぞれが書いたものや関わりのある記事については担当者に集中するよう
にしたい。
【2】会報たんぽぽの発行
月一回発行を維持する。たんぽぽ紙面を読者向けに解放して参加を拡大する。意見
投書欄、テーマ別紙上討論会などを検討する。又有料購読拡大を働きかける。
【3】会員・サポーター・購読者の拡大
一人一政策を具体化できる手だてを追求する。関心分野などについて登録を進め
る。
このため、口座振替と一体ものの入会パンフレットを作成する。
【4】会員・サポーター・支援会員へのサービス
市民新党にいがたの各種活動に対する会員・支援会員の貢献に応え、さらに支援会
員を広く募る際のセールスポイントとして、会員・支援会員への何らかのサービスを
考えたい。
今年はその一環として、試験的に「市民政治活動に関する情報・資料検索、相談」
事業を試行する。すなわち、市民新党の活動やインターネット、議会活動などを通し
て得た豊富な人脈やネットワークを活用し、会員・支援会員が関わる社会問題や市民
運動に関する情報や資料の検索をサポートしたり、さまざまな取り組みをコーディ
ネートする。ただし、能力上の限界があって不可能なものがあること、主体はあくま
でもそれぞれの個人であって市民新党のスタッフ・事務局はそれをサポートする役割
となることを理解していただく。
これまでも公式・非公式にこのような活動を展開してきたが、会員・支援会員の
「権利」として規定し、さらに会員同士がこのようなネットワークやコーディネート
を自ら支えるように意識したい。また、この「権利」を「活用」してもらうために、
「一般購読者」から「支援会員」への登録変更更新をお願いしていく。
【5】グループ活動
地域、職域、テーマ(運動)のグループ活動を模索していく。
選挙対策本部をスタッフ会議とは別個に運営する(本部長:高見、新潟市選挙区担
当:中山、中蒲原選挙区担当:武田、その他随時追加)。
公共事業調査委員会を継続するとともに、その他重要なテーマに関する委員会を設
置して、それらの委員会を中心に党の政策をまとめる。複数の委員会が設置されるよ
うになった時点で、全体政策の整合性や理念との関係等の基本問題を扱う政策審議会
(仮)の設置をめざす。
【6】事務連絡体制及び党内外通信ネットワークの充実
主要スタッフ、メンバーの全員インターネット加入、特に上越、塩沢のメンバーら
にの加入も目指す。現在稼働させているメーリングリストは簡易ソフトでおこなわれ
ているが、これを本格版にバージョンアップし、メーリングリストを活用して会議や
連絡事項の効率化をはかる。
通信ネットワーク未利用者に対してはFAX機能を活用して連絡体制を一層整備す
る。意見調整、議題の事前討論などに活用を広げる。
【7】人事
議長(1名):佐藤志津(再)
事務局スタッフ(1名):栃倉幸一(再)
運営スタッフ(若干名):中山均(再)、広島幹也(再)、武田貞彦、鷲尾季征、本田
桂寿美(再)、 監査スタッフ(2名):山田達也、星野信之
【8】次期総会について
99年2月頃に第8回総会を開催する。
6 98年度予算(略)
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