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「平和と和解の実現に向けて−すべての暴力の克服」
第35総会期(2003-2006) テーマ

NCC教育部
*NCC教育部は、1907年に設立された「日本日曜学校協会」が、その前身です。「日本日曜学校協会」とは、その名称からわかるように、日曜学校間の交流と日曜学校運動の推進をはかるために設立され、日曜学校を通して子どもに関わろうとしたキリスト者によってささえられていた団体でした。そのような歴史的背景のもと、1953年にNCCの一部となってからも、教育部は、特に「子どもの問題」に大きな関心を寄せて、活動しています。

*「子どもの問題」とは何でしょうか。教育部では、「子どもの問題」は、「おとなの問題」であると考えています。つまり、今日、「子どもの問題」として議論されている、たとえば、不登校・登校拒否やいじめ、暴力、学級崩壊などの問題は、「おとなが問題」だから起きている問題だということです。おとなたちは、子どもの持つ豊かさや多様性を認めず、子どもから自由とのびのび育つ環境を奪って、子どもを管理し、型にはめこんで、産業社会に役立つ人間を作り上げようとしてきました。そのようなおとなたちの「子どもいじめ」に、子どもたちは否!をつきつけている、それが、子どもたちのいわゆる「問題行動」になって現れてきている−教育部はそのように考えています。

*イエスは子どもをむち打ち、訓練し、おとなの都合に合うように仕込もうとされたでしょうか。そうではありませんでした。むしろ、子どもたちを退けようとした弟子たちを叱り、子どもたちを抱き上げ、「神の国はこのような者たちのものである」と言って、子どもたちを祝福されたのです(マルコ10章13節から16節)。ここにあるのは、イエスの子どもに対する信頼と敬意のまなざしです。

*ですから、教育部の方針は、おとなたちが自分たちの傲慢を反省して、子どもへの信頼と敬意を取り戻していくよう促すこと、そして、子どもたちが差別されることなく、それぞれに与えられているたまものを伸ばしつつ、生き生きと生きていくことができるような社会の創造に参与していくよう、おとなたちを促していくことです。

*具体的には、教育部には、加盟教団・団体間でもたれるクローズドのプログラムの他に、誰にでも参加できる公開プログラムとして、次のようなプログラムがあります。随時行われる者に関しては、

  • キリスト教教育週間-----毎年10月第3日曜から第4日曜
  • 「共に守る礼拝」研究会-----二ヶ月に一度程度
  • 日韓在日キリスト教教育協議会、日韓ティーンズ交換交流プログラム
  • 学習会、研究会-----随時

*また、季刊ニュースレター「教会教育」の発行他、子どもや教育に関する ブックレット・リーフレット類を発行しています。ご利用ください。

◆連絡先◆
日本キリスト教協議会(NCC)教育部
〒169−0051 東京都新宿区西早稲田2−3−18−21
Tel/Fax03−3203−0731
理事長  石田 学
総主事  大嶋果織


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