キリスト者女性ネットワーク 

 情報NO.60


◆◆◆世界祈祷日関連◆◆◆

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世界祈祷日 各地で開催

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2006年3月、南アフリカの女性たちをおぼえて、世界各地で世界祈祷日が開催されました。国内では約200ヶ所で礼拝が守られました。毎日NCC女性委員会へ報告のハガキが届いています。担当教会のみなさま、地域でのコーディネートありがとうございました。

報告ハガキ、式文代金、献金は、4月15日までにお送りください。NCC女性委員会ではみなさまからいただいた報告書を集計し、6月1日にニュースレター『ともに証を』とともに献金報告書を2006年の担当者(教会)へお送りいたします。


◆◆◆すべての暴力を克服する10年◆◆◆

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集会 韓国民主化運動を支援した日本の人びと−なぜ支援し、何を学んだのか−

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■日時 :2006年3月18日(土)  1:30―4:00pm

■場所 :キリスト教会館6AB(早稲田奉仕園内、wamの隣の建物です)

■入場料:1000円

■主催 :アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)t03-3202-4633 f03-3202-4634

松井やより全仕事展の展示パネルを準備中、松井さんの資料の中に1970〜1980年代の韓国民主化運動関連のチラシやミニコミ誌などがたくさん出てきました。当時、在日の人々や日本人による韓国の民主化支援運動は日本国内でも野火のように拡がりました。戒厳令下にあった韓国の民衆弾圧の情報が日韓を往来できたキリスト者たちによって持ち出され、日本を経由して世界に発信されていたからです。

「韓流」ブームがすっかり定着した昨今ですが、日韓の民衆レベルでの連帯と交流の歴史は今に始まったわけではありません。そこで、当時民主化運動の先頭に立って投獄をものともせずに闘い続け、松井さんとも親交のあった朴炯圭さんを韓国からお招きし、韓国の民主化運動に果たした日本の人々の役割についてお話しいただきます。またあまり知られていない日本のキリスト者たちの支援活動の実態を共有し、今こそ痛切に切望される「日本の民主化運動」を模索していきたいと思います。

■■基調講演  

朴炯圭(牧師)

韓国民主化運動連合元共同議長、韓国キリスト教人権委員会元委員長など韓国国内での民主化闘争の代表を歴任。韓国民主化運動を記録する活動にも関わっています。6回投獄されながらも、いつも明るい民主化闘争のリーダーで、松井さんは朴さんに日本の支援情報を送りつづけていました。

■■パネリスト

○東海林勤(牧師 元NCC総幹事 高麗博物館理事長)

日本国内のキリスト者による韓国民主化闘争支援の拠点として、NCCに韓国キリスト者緊急会議(略称:カンキリキン)を発足させた牧師。カンキリキンが韓国から持ち出した様々な情報は、『世界』に連載されたT.K生の「韓国からの通信」にも活かされました。

○富山妙子(画家)

1970年に訪韓し、軍事政権下に息づく民主化を求める人々の思いを感じとり、投獄されていた金芝河の詩を読んで版画を制作。アートを通して彼の救援運動を始めます。1980年の光州事件への共感から自由光州の版画シリーズに取り組み、韓国の人々や画家たちに大きな影響を与えてきました。

○東海林路得子(女たちの戦争と平和人権基金理事長)

男性の支援者が韓国入国を拒否されるようになってからは、女性たちが支援情報の「運び屋」となって活動を支えました。「主婦」のふりをして獄中からの手紙や抵抗運動の地下文書を隠して持ち出したことも・・・。

司会:池田恵理子

   (アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」運営委員長)

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発信:日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会

   新宿区西早稲田2−3−18−24

   TEL03−3203−0372

   ncc-j@jca.apc.org 

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