キリスト者女性ネットワーク 

情報NO.59

いよいよ3月。この春の到来を、過去に経験したことのないほどの豪雪で苦しんでこられた北国の方々どんなにか待っておられることでしょう。本当に光溢れ花咲く春が来るまで、皆さまが神さまのお守りのうちにありますよう心からお祈りします。

今週は、年に一度、世界中の女性たちが、すべての人を祈りの輪に招く「世界祈祷日」の週です。日本でも、北海道から沖縄まで一人でも多くの方が、南アフリカの女性たちの声に耳を澄ませ、共に祈りを合わせてくださいますように。南アフリカの女性たちは、自ら困難のなかにありながら、すべてのキリスト者が「時の徴」を読みとり、公正で平和な世界を築くため、和解の働きに参加するよう求めています。いま、この呼びかけに応えましょう。

NCC女性委員会委員長 松浦順子

___________________________

■■■ 世界祈祷日関連 ■■■

関西・南部アフリカネットワーク世話人であり、日本聖公会の大阪聖三一教会の佐竹純子さんより、式文の内容について以下のご指摘を受けました。お知らせします。

P9 ゾーサ語→コサ語、ドゥメルング→ドゥメラン、アフリカーンズ語→アフリカーンス語、ゴーダック(フイエダッハ)

P43、44、50など:日本語における「部族」「○○族」の使用は、重大な人権侵害になるため、部族→民族、また○○族となっているところは、すべて「族」→「人」に訂正。(例:コイサン族→コイサン人)

P27 移住労働者→出稼ぎ労働者

P38.47.55 真実と和解委員会→真実和解委員会

P42 ヨハネスバーグ→ジョハネスバーグ(英語読み)かヨハネスブルク(アフリカーンス語読み)

P44 アフリカーン→アフリカーナ

P45 汎アフリカ主義会議→パン・アフリカニスト会議、ビゴ→ビコ

P47 プレトリア→ツワネ(Tshwane、首都名変更のため)

P49 ファヴァート博士→フェルウールト博士

P51 ウォーズ→ヴォース(worsはソーセージ、バーベキューはbraai)


■■■「すべての暴力を克服する10年」関連■■■

===================================

イエスとともに運動するアジアの学生たち 第3回:WSCF-APが呼びかける

「3月8日国際女性デーのアクション」

===================================

世界学生キリスト教連盟(WSCF)アジア太平洋地域(AP)が、3月8日の「国際女性デー」にあわせて作成したしおりを紹介します。

◆ 国際女性デー 2006年3月8日を記念し、祝福しよう!

ヨックレン(WSCF-AP女性プログラム・コーディネーター)

 3月8日の「国際女性デー」が近づきつつあります。集いをもって、世界中の女性たちに対するあらゆる形の抑圧と不正義に終止符を打つ闘いへの決意を新たにすることこそ、この大切な日を覚え、祝う、もっともよい方法でしょう。

 WSCF-AP女性プログラムは、グループでの討議や活動のためにしおりを作成しました。このしおりは、女性たちが経験する問題や関心をもつ事柄について、共同体・社会、教会、SCMなどにおいて、私たちが批判的な分析を行う力をつけるために企図されました。みなさんに心から望むのは、3月8日、あるいはそれに先だって、仲間たちやSCMのメンバーとともにこのしおりを有意義に活用していただき、女性のエンパワーメントのために、それぞれがどのように関わり、どのように力を注いだらよいのかを振り返り、思いを新たにしていただくことです!3月8日が有意義なものでありますように!

◆「3月8日国際女性デー記念アクション」しおり (日本語版)

 3月8日は世界中の女性たちのいのちを記念し祝福する大切な日です。女性の完全かつ平等な人権の享受、公正な処遇の達成は、多くの社会においていまだに重要な課題となっています。WSCFアジア・太平洋地域は、預言者的な声をもって、すべてのSCMに対して呼びかけます。女性に対するあらゆる形の抑圧、不平等、不正義を終わらせるための闘いを続けよう、と!人類と生きとし生けるものすべてが平和と正義と平等のうちに豊かな生を生きることのできる神の国、神のバシレイア(Basileia)を実現しよう、と!みなさん、この3月8日を記念し祝福しましょう!

1)話し合いのタネ:小グループ・ディスカッション

〈コミュニティで〉

・ あなたのジェンダー(性)では典型的だとみんな思っているけれど、あなたは好きではない振る舞いがあるとしたら、それは何?そうした振る舞いをするとき、どんな風に感じる?

・ あなたのジェンダーでは典型的ではないとみんな思っているけれど、あなたは好きな振る舞いがあるとしたら、それは何?そうした振る舞いをするとき、どんな風に感じる?

〈教会で〉

・ あなたの教会ではどんな風に礼拝を行っている?参加型、共同体的、それとも権威主義的?

・ 式文ではジェンダーに配慮した言葉が使われている?

・ あなたの教会では、教会の運営、説教、聖体拝領・聖餐式にあたって、女性と男性とが指導的役割を分担しあっている?

〈SCM・キリスト教青年グループで〉

・ あなたのグループは、女性に対する不平等と不正義に関心を向けている?

・ グループの一員としてあなたは、女性にとって平等で公正な世界を作るために、どんなことをしたらいいと思う?どんな活動をはじめたらいいと思う?

2)チャートを作ろう!(大きな紙にそれぞれの項目を記して、みんなで話し合いながら記入してみよう)

○社会の中の権利

女性たちが持っているもの:

女性たちが持っていないもの・必要としているもの:

○教会の中の権利

女性たちが持っているもの:

女性たちが持っていないもの・必要としているもの:

○女性が期待される役割

社会で:

教会で:

○社会と教会での男性

男性が持っている権利:

男性が持っていない権利:

社会での男性の役割:

教会での男性の役割:

(チャート作りのアクティビティは、合同メソジスト教会が2002年に作成したファシリテーターのためのガイド"Gender and the Church: WomenTraining for Change"から取られています。)

情報:NCC 国際エキュメニカル・ニュース No.28 より

==============================

韓国700回定期水曜デモに連帯する国会前集会

−「慰安婦」被害者の叫びにこたえて、政府は立法による即時解決を!−

===================================

氷点下のソウルの冬、日本大使館前で毎週水曜日、高齢の日本軍「慰安婦」被害者たちや、支援団体の女性たち、若者たちが定期デモを繰り広げています。

1992年1月、日本の宮沢首相訪韓の折に始まったこのハルモニたちの「水曜デモ」は、以来14年、この3月15日で700回を迎えます。デモは韓国だけではありません。台湾(台北)、フィリピン(マニラ)、オランダでも、今も、日本大使館前で被害者たちの訴えは続いています。

日本政府はこれまで、「女性のためのアジア平和国民基金」を設立して、韓国、台湾、フィリピン3カ国の被害者に対する「償い金」の支給などによって問題解決を図ってきましたが、これは日本政府の法的な賠償と公式謝罪を要求する被害者と被害当国にとって決して満足できるものではありませんでした。多くの被害者たちから「償い金」が拒否されたまま、国民基金は最後の年を迎えようとしています。日本政府はこれをもって「慰安婦」問題は終わったとするのではないでしょうか?

私たちは、今年こそ、「国民基金」ではない、「慰安婦」問題の真の法的な解決がすべての被害者に実現するように願っています。

「慰安婦」問題の真の解決を願う皆さん、ぜひ国会前に集まり、一緒に声をあげましょう!

★ 日時:3月15日(水)正午〜午後1時

★ 場所:議員会館前 (地下鉄「永田町」または「国会議事堂前」下車2分)

★ 主催:日本軍「慰安婦」問題行動ネットワーク

★ 連絡先:売買春問題ととりくむ会 TEL/FAX03−5386−4041

*NCC女性委員会も行動に参加します。ぜひ、ご一緒しましょう。

_______________________

発信:日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会

   新宿区西早稲田2−3−18−24

   TEL03−3203−0372

   ncc-j@jca.apc.org 

_______________________ 

もどる