キリスト者女性ネットワーク情報
NO.43


アドベントのろうそくが次々に灯されて、いよいよご降誕の日が近づいてきました。世界祈祷日、及び「すべての暴力を克服する」ための活動に関する情報をお届けし始めて3年、これが43号となります。世界中の正義に基づく平和を求める人々の願いと、命さえかけての働きにもかかわらず、暴力は様々なかたちをとってその力を増幅しているように思えます。それでも、希望を失わないで、無力感に押しつぶされないでいられるとしたら・・・・ それは、クリスマスがもたらす「よい知らせ」から生まれる希望ではないでしょうか。

暴力のただ中にあって苦しんでいる人々と共に生きるために、この世界に遣わされた幼子イエス・キリストを熱いこころで待ち望みたいと祈ります。そして2005年の世界祈祷日、ポーランドから発信される「光を輝かせましょう」の呼びかけに応えて世界中の姉妹・兄弟たちと祈り合わせる準備をいたしましょう。

みなさま、どうぞ喜びに満ちたクリスマスをお迎えになりますように!       

女性委員会委員長 松浦順子

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■■ 世界祈祷日関連 ■■

★ポーランド情報

――ポーランドの暮らし

http://www.e.okayama-u.ac.jp/~taguchi/ より

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 ポーランドの朝は早くから始まります。午前7時に操業を始める工場も多いためです。そのかわり「昼休み」なしの8時間勤務が一般的であるため、午後3時すぎには街の中心部は帰宅ラッシュになります。

朝に家で朝食をとったあと、午前中もう一度勤務先または学校で、持参したカナッペを頬張り「第二の朝食」をとります。

昼食は帰宅してから家族とともにとるのが一般的です。この昼食が一日のメインの食事になります。家族との時間 を大切にするポーランド人独特の生活リズムといえるでしょう。夕食はカナッペなどで簡単にすませまることが多いようです。食事は1日4回になります。

しかし最近は、自由化で会社間の競争が激しくなってきたため、ファーストフ ードを片手に遅くまで働くサラリーマンも増えてきています。

 平均的サラリーマンは、住宅協同組合アパートの3DK暮らし。出世して郊外に一戸建てを建てるのが夢です。次々と造成される新興住宅群を見ながら、「よし、次は自分も」と夢を膨らませるポーランド人の姿は、高度成長期特有のがむしゃらですがバイタリティーあふれた輝きを感じさせます。庭付きの家は非常に高価で、まだまだ普通のサラリーマンの手の届くところにはありません。

しかし、需要があるからといって安い住宅を乱造することはなく、家はあくまでもひとつひとつレンガやブロックを用いて積み上げ、丁寧に作られていきます。新しく建てられた重厚感のある住宅には、また新たに100年以上にわたって家族の歴史が刻まれていきます。

市内中心部の高層アパートの周りには広い芝生の緑地帯がもうけられていて、かなりスペースの余裕が感じられます。公園も広くてゆったりとしていて、花壇には季節の花が植えられています。「街並みは市民の財産である」、という誇りが伝わってきます。


★女性委員会のメンバーが

あなたの地域の世界祈祷日に伺います!

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各地で世界祈祷日の準備会をされる際、または祈祷日の当日、NCC女性委員会のメンバーに要請していただければ、喜んで伺います! 世界祈祷日の歴史や、世界祈祷日国際委員会の様子、また「すべての暴力を克服する十年」のさまざまな取り組みのことなど、お話することができます。日時、内容、費用(交通費のみご負担ください)など、どうぞお気軽にご相談ください。



■■「すべての暴力を克服する10年」関連■■

★ 女性委員会が CD発売!

「いのち いとおしんで いますか?」

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「声明文よりも、実効性のあるアクションプランを!」ということで、昨年11月沖縄で開催された「第五回韓・日・在日 NCC女性委員会連帯・交流会議」の最後が締めくくられた。そのアクションプランを受けて、NCCJ女性委員会は、平和への祈りを、いつでも口ずさめるようにと、「いのち いとおしんでいますか」というCDを作成し、発売しました。

世界教会協議会(W CC)が呼びかけた「すべての暴力を克服する10年」を受け、NCCで展開してきたフォーラムのタイトルをCDのタイトルにしました。「いのち いとおしんで」「スタートライン」「美ら海―ぬちどぅ宝」の3曲を、日本語、ハングルバージョン、カラオケ付としたので、「冬ソナ」でハングルに目覚めたという方々には、是非ハングルで歌っていただきたいですね。

昨年、韓・日・在日の女性たちが沖縄を訪れた際、ガマで息絶えた幼子の顔さえガマの暗闇で見ることができず、その死に顔をなぞるしかなかったという母親の話を聞いた後、太陽の降り注ぐ地上で見た美しい花に戯れる蝶の姿に、子どもの魂が重なって見えました。それがCDのジャケットになっています。辺野古の海の青い色をした羽根で、自由の空へ今にも飛び立とうとしています!

●1枚 1,200円(内200円は、沖縄・辺野古で新基地建設阻止に取り組む「命を守る会」へのカンパとなります)CDご希望の方は、NCC女性委員会まで。送料をご負担いただければお送りいたします。


★女たちの戦争と平和の資料館

チャリティー・イベント

つながってつくろう!暴力のない世界

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―辛淑玉 × 高里鈴代 スペシャルトーク

―ミニ・ライブ 寿

―韓国民俗芸能風物 プンムルぺウリト

日時:12月21日(火)18:30〜

会場:江戸東京博物館ホール

交通:両国駅 JR西口徒歩3分・都営大江戸線A4出口徒歩1分

当日券2,300円 前売券2,000円 

学割1,500円

前売券はNCC女性委員会でも扱っています。

主催:女たちの戦争と平和人権基金、アジア女性資料センター、VAWW−NETジャパン

「女たちの戦争と平和資料館」って?

日本の過去の戦争の記録し、現在の紛争予防と解決を目指し、女性たちの活動を推進・支援する平和と非暴力の未来を創る拠点・・・これが「女性たちの戦争と平和資料館」です。この資料館の建設は、2002年12月27日に他界した松井やよりさんが、最期に私たちに託した夢でした。現在、資料の収集・整理、ネットワーク構築、1億円募金キャンペーン、公開学習会やシンポジウムの開催を通じて、多くの人たちに建設運動への参加を呼びかけています。


★キャロリング・フォー・ピース

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今年もキリスト者平和ネットのキャロリング・フォー・ピースが行われます。教会での霊は以後、ペンライトをもって六本木の街を行進します。♪すべての人の平和を願い、すべての人の平和を祈る・・・ハンドベルと歌声を街に響かせましょう。小さな子ども達から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、お誘い合わせてお越しください。

日時 2004年12月17日(金)

18:00〜 受付

18:30〜 礼拝

19:30〜 キャロリング

会場 フランシスカン・チャペルセンター

東京都港区六本木4−2−7

交通 地下鉄日比谷線「六本木」4A出口、

大江戸線「六本木」6番または7番出口

席上献金があります。


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発信:日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会

   新宿区西早稲田2−3−18−24

   TEL03−3203−0372

   ncc-j@jca.apc.org

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