キリスト者女性ネットワーク 

情報No.20

 

 ちょうど一年前の12月から発信開始した「キリスト者女性ネットワーク」は今回で20号になりました。今までお送りした情報が、受け取ってくださったグループや個人の皆さまにとっていくらかでもお役に立っていますように。「知らなかったから何もできなかった」というところから、「知ったからには、ちょっと動いてみよう」ということがあったなら、発信元としては大きな喜びであり、励ましになります。

 2002年も心重いことが多くありました。それでも、アドベントの4本のろうそくを見つめながら、希望の光を感じることができます。暴力にたいして否の声をあげる動きは確実に広がっていると信じられるからです。特に女性たちが、日本のあちらこちらで様々なやり方で平和を求めていることに希望を強められます。小さな動きがさざ波のように広がって、日本を、さらには世界を動かすことができるかもしれません。

 平和をもたらすキリストの誕生を間近に待ち望み、皆さまのお働きのうえに祝福をいのりつつ・・・。
                NCC女性委員会委員長 松浦順子

                                        

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■■■世界祈祷日関連■■■

★国際委員会よりクリスマスカードが届きました。

 カードに記された詩をご紹介します。

 クリスマス・・・私たちにとって一番必要なもの

もし 私たちにとって 一番大切なものが情報であったのなら

神さまは教育者をお送りになったでしょう。

もし 私たちにとって一番必要なものが科学技術であったのなら

神さまは科学者をお送りなったでしょう。

もし 私たちにとって一番必要なものがお金だったのなら

神さまは経済専門家をお送りになったでしょう。

もし 私たちにとって一番必要なものが楽しみであったのなら

神さまはエンターテイナーをお送りになったでしょう。

でも、私たちにとって一番必要なもの,それはは赦し。

だから、神さまがお送りくださったのは救い主でした。    (作者不明)

 

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★「ポスター」を回転させて観てください!

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オレンジ色の光に包まれた女性をデザインしたポスター、もうご覧になりましたか?

世界祈祷日のスライドでは、今回のポスターのデザインを次のような詩で説明しています。

 「三つの炎」 

3つの炎、
鳩が届ける三すじの光。
人がいる、
女が一人、
あふれるような光に照らされ、
手を開き、
腕を広げ、
あなたのほうを向く。
それは聖霊、
あるいは、
母のように慈しみ深い神の力、
そして女は
左手で光を受け、右手でそれを送る。
初めは受け身に見えるその姿、
ひたすら受け入れる。
炎の舌の前に漂っているかのように、
炎によって運ばれるのを待っているかのように、
しかし、
自分を開くことにより行動的になっていく。
恐れずに光を抱く。
身体は光を世界からさえぎることはない。
光は身体に触れ、さらに遠くへ届く。
炎のように、
神のあたたかさと力強さの象徴である炎のように、
炎は波の遊びのように続いている。
神と私たちとの出会い、
聖霊、神の力、女との出会い
女はレバノンの女かもしれない。
なぜなら
絵を回転させると

三つの炎はレバノンの象徴ヒマラヤスギを表している。
画家、Mireille Samir Chaker
レバノンのキリスト教徒の彼女は、
絵という言語で、
テーマ「聖霊よ、私たちを満たしてください」に
形を与えた。
神と私たちの触れ合いを祝う聖霊降臨、
魂と肉体の触れ合い、天と地の触れ合い、
神が放つ力の流れを祝い、
自分を開き、受け入れる人々を祝う。
だから私は、
この女のように、その光に包み込まれたい。
だから私は、
この女のように、あたたかさにおおわれたい。
そして力の波に運ばれたい。
神は創造するエネルギー、
神はあたためる愛、
神は火、私たちの心に火をともす。
私たちキリスト教徒はいう
それを「三位一体」と・・・。

(この詩はドイツの世界祈祷日委員会の女性が書きました)

 

■■■「すべての暴力を克服する10年」関連■■■

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★ 顕現日の祈りの集い

平和のために  私たちは何をささげるのでしょうか?

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今私たちは、平和のために何をささげることができるか、ご一緒に祈り、考えましょう。とくに戦いの
中で苦しみと悲しみを経験している人々とともにおられるイエスさまに向かい、心を開いて近づきま
しょう。

お話:小林 聡司祭(日本聖公会京都聖ステパノ教会)
日時:2003年1月6日(月)18:30〜
場所:牛込聖公会聖バルナバ教会・ホール
     東京都新宿区矢来町65
     地下鉄東西線「神楽坂」下車 矢来口方面出口よりすぐ。
     大江戸線「牛込神楽坂」より徒歩5分
どなたでも自由に参加ください。
主催:女性が教会を考える会

   ―聖公会につながる女性が、個人として、また教会を通して神の与えられる恵みと招きに応えて生きることができるように、祈り、学び、交わり、その他の活動をともにする自主的な会です。
連絡先:前田恂子03−5689−0453
     松浦順子03−3427−4390

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★WORLD PEACE NOW もう戦争はいらない

1・18イラク・ピースアクション

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日時:2003年1月18日(土) 13:00〜 
場所:日比谷公園野外音楽堂、野外小音楽堂、銀座(パレード)

イラク攻撃に反対する若い人たちが中心となって、実行委員会を開き、企画しています。
みなさん思い思いのスタイルで、銀座のパレードに参加を!パレードは15:00〜の予定です。
詳しくは次の団体へ

問い合わせ先:平和をつくり出す宗教者ネット:03―3461―9363
          アジア太平洋平和フォーラム:03―3409―5555
          CHANCE!pono2:090―3812−3777
          日本消費者連盟:03―3711―7766
          ピースボート:03―3363―8047
          許すな!憲法改悪・市民連絡会:03―3221―4668

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★「有事法制」を廃案に!院内集会

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日時:2003年1月20日(月)午後(時間は未定)
場所:議員会館(詳しく決まり次第お知らせします)
呼びかけ:平和を実現するキリスト者ネット
       平和をつくりだす宗教者ネット
       許すな!憲法改憲・市民連絡会 03−3221−4668

 国会の開会日に院内集会を予定しています。
 延長審議となっていた「有事法制」は、この国会で議論されようとしています。「有事法制」とは、戦争放棄を記した憲法第9条を骨抜きにし、日本を戦争ができる国にするためにつくる法律です。前記の米国のイラク攻撃を止めれば、「有事法制」も廃案にすることができます!米国が主導する戦争に、日本は「有事法制」を整えて戦争協力するという構図があります。

 すでに暗黙のうちに報道統制にはいっています。テレビや新聞では、反対する市民の声は取り上げられません。市民がこの法案の危険性に気づいたとき、すでに日本が戦争に巻き込まれていた(もうすでに、巻き込まれているのですが・・・)なんてことにならないように、今を生きるおとなたちが、各地で「『有事法制』を廃案に!」と声をあげつづけましょう。

 

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