キリスト者女性のネットワーク情報
No14

 

世界祈祷日関連===========================

●2003年はレバノンからのメッセージ

2003年の世界祈祷日の式文がいよいよ11月上旬に発行の予定です。テーマは「聖霊よ、わたしたちを満たしてください―レバノンからのメッセージ」です。レバノンの女性たちが作成した式文・資料は、世界祈祷日国際委員会を通して、各国へ届きます。日本では、NCC女性委員会が翻訳、編集を担っています。今回の翻訳は、救世軍の女性が担ってくださいました。

 

●見本発送は111日の予定

式文とポスターの見本、注文書を、11月1日の予定で各地の当番教会宛、発送いたします。当番教会が代わられたところは、10月の半ばまでにNCC女性委員会へお知らせください。

 

●レバノンの賛美歌

今年は、レバノンの賛美歌テープを販売いたします。レバノンのさまざまな歌が入ったものです。世界祈祷日の礼拝後のひととき、BGMとしてはいかがでしょうか。販売についての詳細は、追ってお知らせいたします。レバノンの賛美歌は、世界祈祷日の礼拝の中で1曲歌います。どのような曲かお楽しみに。

 

●スライド

レバノンの歴史、風景、女性たちの生活を紹介した24コマのスライドを、12月より貸し出しを始めます。世界祈祷日当日はもちろん、準備会でもご覧になってください。貸し出しは無料。送料はご負担ください。貸し出し予約など詳しくは、追ってお知らせいたします。

 

「すべての暴力を克服する10年」関連============

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●米国議会がブッシュ大統領のイラクの攻撃を承認するかどうかきめるのは10月3日です!***************************************


STOP!有事法制の新聞意見広告の協力者でもあった、

OPENJapanのきくちゆみさんよりいただいた情報をお送りします。

日本からインターネットや電話で反対の意思表示ができます。

電話での方法 ホワイトハウスのコメントラインにかけます。

米東部時間9ー5時(日本時間10/2 夜11時〜10/3 午前7時にかけてください)

(010国際電話のアクセス番号)1ー202ー456ー1111 オペレーターが出たら

I oppose the war against Iraq. あるいは I support H.C.R.473(バーバラ・リー議員らが提出している国連を通した平和的解決を求める法案)と言うだけでいいでしょう。インターネットで米国議会に直接手紙を送る方法は10月3日には議決のための投票が行われるので、それまでが最終期限です。

数分の操作で米国議会に対してイラク攻撃回避を願う意思表示ができます。ブッシュ政権は議会に対し、イラク戦争を始めるための無制限の権限を与えるように要求しました。これが議決されると、ブッシュ政権は今後自由にイラクだけでなく、中東地域のどの国に対しても先制攻撃をかけることできるようになります。

http://www.ips-dc.org/comment/Bennis/replytobush.htm

それに対し、バーバラ・リー議員と29人の議員は、国連を通して平和的に危機を打開する代替案を提起しました。

http://thomas.loc.gov/home/thomas.html

 

以下のサイトでは、簡単な操作で、米国連邦議会の中枢的役割を持つ議員たちに瞬時に手紙を送信できます。米国以外からの声もどんどん伝えましょう。

http://www.progressiveportal.org/letters/global/iraq/

 

送信方法はいたって簡単。氏名、住所、メールアドレス、タイトルを記入すれば、本文は自動的に数種類のものから選ばれたものが表示されているので、後は 'SEND LETTER!' (送信)のボタンを押すだけです。できれば、本文最初の文だけは、自分のことばを加えて、みな同じ文面にならないようにしたほうがよいでしょう。(例文を参考にしてください)

Your Name:×××

Your Address: xxx-99-, Setagaya-ku

Your City: Tokyo    State: Japan  Zip:郵便番号

Your Email:

Subject: 何かタイトルを入れる。例えば

タイトル1 No More War! (もう戦争しないで!)

タイトル2 No War against Iraq! (対イラク戦争しないで!)

タイトル3 Not War But Peace! (戦争でなく平和を!)

タイトル4 No unilateral American invasion of Iraq!(アメリカ単独でイラク侵攻しないよに!)

タイトル5 Don't Attack Iraq!(イラク攻撃しないで!)

タイトル6 Work Through the U.N.!(国連を通してことに当たって!)

タイトル7 No blank check to wage war! (戦争への白紙委任状はだめ。)

タイトル8 Vote with Barbara Lee!(バーバラ・リーとともに投票して!)

タイトル9 Vote for H.C.R. 473!(法案473番に投票して!)

タイトル10 Diplomacy before brutal military adventure.(野蛮な軍事的冒険より外交!)

タイトル11 Do not let US army to kill innocent Iraq civilians!

                (米軍にイラクの罪のない市民を殺させないで!)

タイトル12 No military campaign against Iraq. (イラクに対する軍事作戦を始めないで!)

 

本文は5種類程度準備されていて、すでに下の枠に記入されています。ただし、最初の文だけは自分のことばとして追加したほうが良い。文法的に間違っていても構わない。参考までに、最初文として挿入できるものを以下に9例あげます。

例1 We all have to respect the international laws.

  (わたし達はみな国際法を尊重しなければならない。)

例2 The war against Iraq will produce more Islamic hatred against the U.S.

  (イラクに対する戦争は米国に対するイスラム社会の憎悪を増すことになる。)

例3 The war against Iraq will create more terrorist supporters.

  (イラクに対する戦争はテロリスト支援者を増やすことになる。)

例4 If you support the proposed war, you will reduce the security of the U.S. and the

world. 

  (もし、あなたが提案された戦争を支持すれば、米国と世界の安全保障を危うくすることになる。
5 Please do not commit the same historical error as the Japanese and Germans did in theSecond World War.

  (第二次世界大戦中に日本人やドイツ人が犯したのと同様の歴史的過ちを犯さないでください。)

例6 I oppose strongly an unilateral American invasion of Iraq. 

  (アメリカ単独でイラク侵攻することに強く反対します。)

例7 Please do not give the White House the blank check to wage war.

  (ホワイトハウスに戦争を起こすのに白紙委任状を渡さないでください。)

例8 It is inappropriate to give the Bush Administration an unlimited authority to wage waragainst Iraq.

  (ブッシュ政権に対して、イラク戦争を起こすための無制限の権限を与えるのは適切ではない。)

例9 Do not authorize the use of United States Armed Forces against Iraq.

  (イラクに対して米軍を使うことを認めないでほしい。)

この数日が山場です。どうせだめだとあきらめず、世界中の小さな声を何百万とアメリカの政治家に届けましょう。

呼びかけ:グローバル・ピース・キャンペーン日本事務局 http://www.peace2001.org

 

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●報告会

平和と和解の働きを担うために ―キリスト者は戦争の論理をどう克服するか

ワシントンDC、マニラでの二つの会議の報告を分かち合い、今後に向けた示唆を探ります

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昨年9.11から、一年がすぎました。「テロとの戦い」を掲げる米国の戦争は、世界を、米国の「正義」と、米国によって名づけられる「悪」に二分してしまったかのようです。国家は、敵意をあおり、「国民」に国家への忠誠を誓わせ、軍事力・核兵器の強化をはかろうとしています。それでも、国家の力に押し流されそうになりながらも、平和を求めて戦争に反対する米国内の人々、イスラエルや韓国で兵役拒否を貫く人々、パキスタンとインドの国境を越えてつながろうとする人々、韓国と沖縄、フィリピンや日本で連帯をつくろうとしている人たちの動きがあります。世界の片隅に、力と祈りを寄せ合って、平和への非暴力の行動をつなげている人々がいます。このような民衆の祈りを、キリスト者は、教会

は、どのように受け止めているでしょうか。人々の平和への願いを、キリスト者はどのように見つめ、解決に向けて動こうとしているでしょうか。平和と和解の福音を生きるために、キリスト者は、戦争と暴力の論理をどのように克服できるでしょうか。

米国によるイラク攻撃が目前の危機としてせまり、日本国内では、自衛隊を米国の補完として有効活用し、住民を徴用するために、更なる有事法制化が図られようとしている今、三つの国際会議の報告を中心に、平和への道筋をごいっしょにさぐってみたいと思います。ぜひご参加ください。

 

日時:108日(火)午後6時30分〜8時30分

場所:日本キリスト教会館4階会議室 

(地下鉄東西線西早稲田、早稲田文学部側出口徒歩5分)

参加費:500円

報告者:○西原廉太さん (NCC副議長)

     WCC, 2002年8月5−6日 ワシントンDC.

     9.11を超えて―米国教会と世界への示唆

    ○山本俊正さん (NCC幹事)    

     APAアジア平和連合829日―9月1日マニラ

     アジアの民衆は平和のために声をあげる

    ○渡辺英俊さん(NCCフィリピン小委員会委員長) 

     WCC, CCA, NCCP,9月2326日マニラ

     グローバル世界におけるテロリズムを考える国際エキュメニカル会議:

     アジアの平和と安全保障の展望、暴力克服の10年という兆戦

コーディネーター:小笠原公子さん(キリスト者平和ネット)

主催・問合せ先:キリスト者平和ネット

    〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-3-18-24 NCC

    電話:03−3203−0374

    e-mail: cp_net@jca.apc.org  

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●「性差別と性平等」 〜教会の中の身近な性差別を知る〜

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日時:10月5日(土)午前10:30−午後5:00

場所:在日大韓基督教会 神戸東部教会 1F (TEL078241-5253

   JR三ノ宮駅の東にあるモノレールの乗り口のほうへ進み、ダイエーの北側の道路をそのまま東へ

   生田川を越えて川沿いに左へ進むと教会があります。徒歩約5

プログラム:はじまりの礼拝〜ワークショップT〜昼ごはん〜ワークショップU〜全体の話し合い

   〜終祷

参加費:500円(昼食代として)

ファシリテーター:池住義憲(いけずみ・よしのり)さん 国際民衆保険協議会日本連絡事         務所代表

主催:在日大韓基督教会 性差別委員会

問い合わせ:朴亜紀子(ぱく・あぎぢゃ) TEL:090−9886−8019

      E-mail: ukikkey@mbf.sphere.ne.jp

      李根秀(い・ぐんす) 

TEL:045−261−6814

 

 

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●在日の子どもたちへの迫害を許さない!緊急集会

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17日の日朝首脳会談とその中で明らかになったことは、私たちにとって衝撃的な結果をもたらしました。しかし一方では、それ以降、各地で在日朝鮮人(朝鮮籍・韓国籍・日本籍)、とりわけ朝鮮学校に通う子どもたちへの暴行・脅迫などの迫害が急増し、すでに全国で60数件が報告されています。

これらの暴行・脅迫事件は、朝鮮民主主義人民共和国に対する非難を在日朝鮮人に向けようとする点で、全く筋違いであるばかりでなく、マイノリティを攻撃の対象にする点でも決して許されるべきものではありません。

日本社会は1988年の"パチンコ疑惑"94年の"核開発疑惑"98年の"ミサイル発射実験"と、日朝関係が悪化するたびに、その潜在的なパニック体質と排外主義を露にしました。すでに日本は人種差別撤廃条約に加入したのにかかわらず、人種差別・民族差別禁止法をいまだ制定していません。このような中で再び今回、同じような人権侵害事件が引き起こされています。しかも、"日本の国民感情"という使い古された言説によって、日本が果たすべき歴史責任も、在日朝鮮人への暴行・脅迫事件も、今や後景に追いやられてしまっています。

これまで国際人権・人道NGOとしてさまざまな取り組みを行なってきた私たちは、こうした事件が繰り返し発生していることを、とうてい座視することはできません。下記のように緊急集会を開催し、このような排外主義行為に強く抗議したい。そして、在日朝鮮人は何よりも私たちと「共に生き、共に生かし合う」社会を作っていく、かけがえのない友人であり協働者であることを確認し、日本社会および政府、マスコミに対して、「共生社会」実現に向けた共同のアピールを発信していくことを、ここに呼びかけます。

 

日 時:10月7日(月)午後6時30分〜8時30

会 場:日本キリスト教会館 6F会議室

参加費:500円

プログラム:1.発題「在日コリアンに対する迫害、日本の歴史責任と"拉致事件"」 

      2.リレートーク「私は、こう思う―在日への迫害」 

      3.全国各地からのメッセージ紹介

      4.「日本社会へのアピール」

呼びかけ:上野さとし(北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン) 坂東希(反差別国際運動日本委員会) 佐藤信行(在日韓国人問題研究所) 前田朗(東京造形大学教授) 大津健一(日本キリスト教協議会総幹事) 田中宏(龍谷大学教授)

先:03-3568-7709 反差別国際運動日本委員会 坂東

 

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●「有事関連3法案」の廃案を要求する  国会議員と宗教者・市民の緊急院内集会

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先の通常国会では多くの人々の反対の声が高まる中で、「武力攻撃事態対処法案」など戦争法案といわれる有事関連3法案は衆院特別委員会でも採択にいたらず、継続審議となりました。にもかかわらず与党3党は最近開かれた党首会談で10月18日に召集される第155臨時国会で、同法案を通すよう確認をした模様です。これと並行して政府・与党は先の法案の修正作業や「国民保護法制」の骨格を提示する作業もすすめているようですが、「武力攻撃事態法案」などの本質は同じであり、その危険性には変更はありません。

米国のイラク総攻撃が切迫しているとも伝えられる中で、私たちは平和の創造に逆行するこうした動きを許すことはできません。おりからの日朝首脳会談では両国の関係正常化への重い扉も開かれました。

これによっても有事法制の必要性の根拠は、ますます成り立たなくなっているのではないでしょうか。私たちはあくまで戦争に反対し、有事法案の廃案を求める立場から、この臨時国会の召集日に、以下の次第で市民、宗教者、国会議員などによる緊急の院内集会を開催します。各界のみなさんのご協力をこころから呼びかけます。

 

日時:10月18日(金)12時30分〜14時30分

場所:衆議院第2議員会館第1会議室 (会館入り口で通行証を配布します)

内容:国会議員の発言、宗教者・市民の発言、各界からの発言など。

呼びかけ:平和を実現するキリスト者ネット (TEL03−3203−0374)

     日本山妙法寺

     戦争反対、有事法制を廃案へ!市民緊急行動

  

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