キリスト者女性のネットワーク
情報No.11
 


■■■世界祈祷日関連■■■ 

2002年世界祈祷日のご報告をいたします。
日本では204ヶ所、またブラジルとサンフランシスコの日系人教会2ヵ所でも礼拝がまもられ、約1万人の人々が参加。献金総額は9,808,582円+200ドル。内980万円を次のような活動におささげしました。

インド農村女性指導者養成                         (教団)  40万
フィピン女性支援「バティスセンター」                   (教団)
滞日・在日フィリピン人支援センター「カパティラン」         (聖公会) 40万
女性の家「HELP」                              (矯風会)100万
ステップハウス                                (矯風会)
NPO北九州ホームレス支援機構(女性ホームレス支援のため) (バプ連) 40万
ネパール・プレーム基金 (子どもたちへの奨学金)         (バプ連)  
高齢者プロジェクト                            (バプ同) 40万
タイのHIVに感染した女性と子どものための「愛の家」        (バプ同)
ソロモン諸島YWCA女性と子どものためのプロジェクト       (日本YWCA) 40万
パレスチナYWCA女性と子どものためのプロジェクト        (日本YWCA)
フィリピンの救世軍の小隊士官の伝道と地域福祉の働きを助けるバイクの購入 (救世軍) 40万
老人ホーム「セットンの家」                       (在日大韓) 60万
社会福祉法人るうてるホーム、軽費老人ホームるうてるホーム (ルーテル) 40万
東ティモールの女性の地位向上のための運動グループ       (カトリック) 40万
ガァテマラの女性たち(特に先住民)のグループ            (カトリック)
在韓被爆者のために                                60万
軍隊「慰安婦」問題解決のために                         25万
  ▼インドネシアの「慰安婦」調査     20万
  ▼VAWW-NETジャパン        5万
女性のエンパワメントのために                          30万 
  ▼日・韓・在日 NCC女性委員会連帯・交流会議 2003年沖縄開催のため 30万
女性と子どもに対する暴力に関する問題解決のために           40万
  ▼ストップ「子ども買春」の会       5万
  ▼キリスト者女性ネットワークの活動  10万
  ▼女性たちのプレミーティング(「すべての暴力を克服する10年」)開催のため 20万
  ▼タイのHIV感染者とエイズ患者のための施設「バーンサバイ」における青木恵美子牧師   (自由メソヂスト教団)の働きのため 5万
アジア女性リーダーシップ基金        20万
  ▼アジア学院女性研修生のために    20万
アジア女性神学奨学金            20万
  ▼川村直子さん(聖公会神学院)    10万
  ▼伊藤早奈さん(日本ルーテル神学校) 10万
滞日・在日アジア女性プロジェクトのために 20万
  ▼難民・移住労働者問題キリスト教連絡会 20万
緊急的国際協力                  50万
  ▼北朝鮮の子どもたちへの離乳食支援  50万
世界祈祷日国際委員会負担金(4% 世界祈祷日国際委員会へ    40万
世界祈祷日運営事務費(NCCへ)                      120万
『ともに証を』印刷・発行費                             25万
ルーマニアの女性たちを覚えて(世界祈祷日国際委員会へ)       30万
アイヌ奨学金(女性奨学生へ)                           20万
合計                                       980万円

 献金先から次々と活動報告が届いています。その中からステップハウスの活動をニュースレターより抜粋してご紹介します。

●ステップハウスには、これまで60人の方が入所しました。それぞれの問題をかかえている人に向き合い、その重荷の大きさにたじろぎながらも、貴重な経験を与えられました。共同生活のなかでトラブルはおこりがちなもので、不満がでたり、落ち着きを失ったりしたこともありましたが、その中で、お互いが助け合い支え合う様子が見られたときなどは、たいへん感動しました。
働き人の数はいまだに足りませんが、仕事の理解と実行力をもったすぐれた資質のスタッフが揃いつつあります。しかし、財源の確保ができず、たいへん残念なことです。
設備も少しずつ改良されてきました。心のこもった献金によりキッチンや非常口などが使いやすくなり、感謝です。
ステップハウスは、愛の支えの家です。極限の苦しみをもつ女性への理解と癒しのために、何をしたらよいのか、どう祈ったらよいのか。このレターが、ほんの少しでもお役にたつことができますように。                                (前所長 柿沢路得子)

●2月に就任したばかりだ、すでに多くの経験をさせてもらった。自分たちが無力であることも知らされたが、公的な支援体制がなかなか進んでいないことには歯がゆい思いをしている。ステップハウスは、中間施設で自立という目標があるので、行き場がないといって誰でも受け入れることはできない。ことに期間が長いことから、共同生活できるかどうかが大きな問題となる。その意味では、共同生活が無理な人たちに対する公的な受け入れ態勢の準備が急務である。
また、いわゆる「DV法」からはみだしているしまう人も見られる。弟から暴力を受けてきた人、夫と息子から暴力を受け、その息子が公的な仕事をしているからと生活保護を得られなかった人などである。
さらに、DVの被害に会った人は、そのつらさの中で子どもとの葛藤を経験するが、そのために自分を責め、二重三重の苦しみを背負っている。女性たちと子どもたちの幸せのため、また、理解の少ない行政に変わってもらうために、多くの人たちの支援の下にがんばっている。 (所長 東海林路得子) 

 ■■■すべての暴力を克服する10年■■■
●ストップ子ども買春
1999年に、児童の買春と児童ポルノを禁じる法律が3年後の見直しを含めて制定されました。政府でも見直し作業が行われているときいていますが、直接この問題に関わっている「ECPAT/ストップ子ども買春の会」がこの法律をどのように改定すべきと考えているかを学ぶ機会です。どうぞご参加ください。
* 日時:7月18日(金)18:00〜
* 場所:東京YWCA(JR「御茶ノ水駅」より徒歩5分)
* 講師:宮本潤子(ECPAT/ストップ子ども買春の会・共同代表)

●「有事法制」の廃案に向けて
有事3法案の廃案に向けた運動は、全国的な大きなうねりとなり、通常国会での法案成立を阻止するまで追い込むことができましたが、油断はできません。政府は、継続審議も含め有事法制の成立をあきらめてはいません。会期末まであと数週間となった今、廃案に向けた運動をより一層大きくするため、国会前行動を行います。ご参加ください!
* 日時:7月23日(火)12:00〜13:00
* 場所:衆議院第2議員会館前(地下鉄「永田町」「国会議事堂前」)
* よびかけ:陸・海・空・港湾労組20団体/平和をつくり出す宗教者ネット/平和を実現するキリスト者ネット

●7月中に女性たちが主催する院内集会を予定しています。決まり次第お知らせいたします。

まえへ(10号)
次へ (12号) 

 もどる