キリスト者女性ネットワーク情報
NO.9

 

 遅ればせながら、イースターのご挨拶を申し上げます。
例年より早い春の到来で、花々の咲きそろった復活節ですが、わたしたちの思いはとても複雑です。復活されたキリストがそのご生涯を過ごされたあのパレスチナで、いま起こっていることの意味をどのように考えればいいのか、遠い日本に住むキリスト者である私たちに出来ることはあるのだろうか、などなど。
 そのような中での私たちの国の状況はといえば、最悪の暴力の形である戦争への道をいっそう足早に突き進んでいます。「有事法制」の制定です。今回の通信はそのことに注目していただくためにお送ります。
 希望が見いだしにくいこの時にも、ご復活のキリストの命によって、わたし達も新たないのちの息吹を吹き込まれ、平和を創り出すものとされたいと心から祈っています。 

                               NCC女性委員会委員長 松浦順子

 

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■「すべての暴力を克服する10年」関連■

 日本は本格的に戦争準備をはじめています! えっ ホント? 
 ― 新聞の「有事法制」という文字に注目―

★「有事法制」が国会を通れば、次は憲法改悪が実行されるでしょう。
  新聞離れした若い人たちへ、この危険を知らせようと「ユージホーセー」というカタカナで訴え ているCHANCEというグループのホームページを紹介します。とってもわかり易いですよ。
  まず、「ユージ」は「有事」と書きます。そして、「ホーセー」は「法制」と書きます。つまり、有事  の時のための法律、です。で、「有事」ってなにかっていうと・・ ちょっとむずかしいかもしれない けど、日本がほかの国から武力攻撃されたり、武力攻撃されそうな時に、首相が自衛隊に防衛 のための出動を命令する、そういう状況のことを「有事」といいます。そういう状況の時に、自衛 隊や、日本にいるアメリカ軍に特別な権限を認める法律が「有事法制」なのです。特別な権限  っていうのは、例えば、私有地に陣地を作ったり、どこでも弾薬の積み下ろしができる、というよ うに今では不可能なことをできるようにしちゃうことです。他にも、パイロットの人が物資(弾薬も ?)の輸送に動員されたりするって話もあります。今ある法律よりも私たち市民の権利が制限( 侵害?)される内容になりそうなのです。国民を守るため、っていわれていますが本当でしょう か?国益のため、攻められたらどうするの?という観点、いやそれよりも外交に力を注ぐべきだ という観点、理想的な憲法をかかげて世界中から武器をなくす運動こそ日本にできることという 観点など、いろいろあると思います。なのに、議論もちゃんとされないままあと数ヶ月の間にこ  の法案が国会を通過する可能性が極めて高いです。なぜって、与党が国会で過半数を占めて いるから・・・。あまり時間がありません、みんなで知り、考え、そして行動していきませんか?                            (CHANCE ホームページより) 

★難解な「有事法制」のことばも口語訳にして解説しています。この試みに私たちも学びたいですね。

有事法制口語訳
【第1分類】
1. ユージにおける食料や燃料や弾薬(!)の保管に関する法律、 土地の使用に関する法律を  もっと具体的にきちんと定める。たとえば、「誰が命令するか」など。

2. ユージの時に「出動」する自衛隊員の、特別手当を定める。

3. 自衛隊が私有地を作戦の為に使いたい時に、もし地主さんに連絡がつかなければ、        正式な通達なしに土地を使用できることにする。

4. 自衛隊が作戦を行うのに邪魔になる建築物などを、自由に壊したりすることが出来るように    する。

5. ユージの時には、自衛隊が民間人に、作戦上必要な食料や燃料や 弾薬の保管を命令する   のだけど、これに従わないヒトを罰することが出来るようにする。

6. ユージの際には、レーダーや通信機器を自衛隊が防護する事を、きちんと法律で決める。

7. 私有地の使用に関しては、ユージが発生してから対応するでは作戦上遅いことがある。 な    ので、ユージになりそうな時(待機命令下)でも、これを可能にする。

8. ユージの時には、特別部隊を編成する必要があるけど、これもユージが発生してから編成す   るのでは遅い。 なので、ユージになりそうな時(待機命令下)でも、編成を可能にする。

9. ユージの時には、予備自衛官も呼び出す必要があるけど、これもユージが発生してから召集   するでは遅い。 なので、ユージになりそうな時(待機命令下)でも、召集を可能にする。

10.ユージの時には、自衛隊が迅速に行動出来るように、民間の土地でも自由に出入りや通     行が出来るようにする。

11.ユージになりそうな時(待機命令下)に、もし部隊が「攻撃」されれば大きな被害を受けるこ    とになるので武器の使用も出来るようにする。

【第2類】
1. 隊の移動について
  普段は道路や橋を、自衛隊などが勝手に直したりすることは出来ない。 ユージの時に、道や  橋が壊れたら部隊が通行に困るので、特別に修理などをしても良いようにする。 (海上の夜  間・特別区域での移動は、今ある法律で問題なく動ける。また飛行機については、作戦のた  め悪天候下でレーダーなしの飛行をしたり、特別空域での飛行をすることがあるけど、これも  今ある法律で問題なく動ける)

2.土地の使用について
  自衛隊などが「陣地」を作る時に、海岸や川や森や公園で、自由に木を切ったり土地の形を   変えたり、 場合によっては今の法律では許されていない形の「陣地」を作る事が出来るよう   にする。

3.構造物の建築について
  ユージの時は、今の法律を超えて自衛隊などが建築物を自由に作る事が出来るようにする(  建築物というのは、たとえば司令官が指揮をする建物、倉庫、飛行機のためのえん体などの  こと)。

4.電気通信について
  ユージの時、作戦の為に自衛隊などが優先的に公衆の電気通信施設を使用できることは、も  う今の法律で制定済みなので、この項目は特に問題ない。

5.火薬類の取り扱いについて
  今は禁止されている、夜間の火薬類の積み下ろしを可能にする。また、自衛隊員が沢山の火  薬を持ったまま、または自衛隊などの車両が火薬を載せたまま、一般のフェリーに乗っても良  いことにする (実際に使うのであれば、野外に火薬を置いておくことは今の法律で問題ない)  。

6.衛生医療について
  野戦病院を開くことが出来るようにする。

7.戦死者の取り扱いについて
  ユージの際は大量の死者が出ることが考えられるので、墓地以外でも戦死者を埋めたり、火  葬したりすることが出来るようにする。

8.会計経理について
  自衛隊などが物資の調達をする時に、前金払いが出来るようにする。

→もっと詳しくは、CHANCEのホームページへ  http://give-peace-a-chance.jp/yuji/index1.html

★★有事法制に対する、教会の動き★★
 平和を実現するキリスト者ネット(99年10月発足、NCC加盟6教派・27団体ほか、カトリック正義と平和協議会、日本福音同盟社会委員会、日本キリスト教会、日本キリスト改革派教会東部中会社会問題委員会が運営)と、平和をつくり出す宗教者ネット(02年2月発足、仏教、キリスト教、イスラム教ほかの宗教者のネットワーク。事務局は、当面キリスト者平和ネット。
 市民グループ、労働組合が連帯して
 4・16国会前抗議行動(12:15〜 於:永田町議員会館前)
 4・19大集会(18:30〜 於:東京・日比谷公園野外音楽堂)
 5・24大集会(夜 於:明治公園を予定)を展開します。

  また、集会だけでなく多くの人々に訴えようと新聞意見広告を出そうと、NCCが事務局になって只今奮闘しています。意見広告を出すには、500万円〜1000万円というお金が必要です。私たちにはこの金額が大きな大きな壁ですが、この運動を通してさまざまな方と連帯し、また意見広告を出すことで「有事法制」を知らない人たちに知らせようとしています。首都圏版なので、国会へ私たちの声が届きます。意見広告は大きな反響となることでしょう。

 5・3の朝日新聞朝刊、首都圏版=東京本社版となり、東北地方一帯、北海道の都市部にも掲載されます。4/10現在の入金状況は約350万円。みなさんの平和への祈りとパワーが必要です。子どもから大人まで、みなさん!賛同を! そして教会や地域でさらに呼びかけてください!

 意見広告のホームページで毎日賛同者のリストを更新しています。   http://www.peace2001.org/

 ↓ここからは、賛同呼びかけ&要項です。 

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 意見広告  賛同者募集!
***「有事法制」に反対し、平和憲法を生かそう!*****
賛同目標5000名  全国のみなさんご協力ください!
意見広告に、賛同者のお名前を掲載します

  5月3日憲法記念日に、一般紙(朝日新聞を予定)首都圏版に、「〈有事法制〉に反対し、平和憲法を生かそう!」という意見広告を載せようと、市民・宗教者たちが、全国のみなさんに賛同を呼びかけます。戦争という暴力が「正義」の名のもとにますます正当化され、いのちがモノのように扱われています。このような世界にあって、意見広告を通して人々に次のことを呼びかけたいと思います。 

■■「有事法制」に反対!■■
日本政府は、日本有事だけでなく米国が主導する戦争で、自衛隊と米軍が合同して、世界のいたるところで戦闘行動を自由におこなうことができるように、国内の法律を整えようとしています。すべての人々を戦争に巻き込む法律の整備です。
わたしたちは戦争という暴力ではなく、非暴力でアジアをはじめ世界の人々と対話することを求めます。

■■平和憲法を生かそう!■■
日本国憲法の前文および第9条は、世界に誇る非武装・非戦を誓う日本のメッセージです。わたしたちは、この平和憲法を生かし、平和をつくり出す活動を日本から世界へ呼びかけます。

  掲載までの準備期間が短く、どれくらいの賛同があるか厳しい状況ですが、「戦争をする国」へ突き進む日本政府に対して、くさびを打つためにも、また意見広告を通して、次代を担う若い人々に平和憲法の大切さを伝えたいと、少し無理をしてもこの時期に一般紙の首都圏版に意見広告を載せようと、呼びかけに踏み切りました。平和への願いと行動は、立場を超えて、多くの人々とともにあります。市民、労働者、宗教者など、また女性、男性、子どもからおとなまで、全国のみなさんへ幅広く呼びかけます。意見広告にご賛同いただきますようお願いいたします。

 賛同要項  
● 賛同金   1口 2,000円(個人・団体。できるだけ複数口のご協力を!) 

● 振込先   郵便振替 00120ー8ー151801 「5・3意見広告」 
  * 意見広告に、賛同者のお名前を掲載させていただきます。
    振替用紙にお名前をご記入の際には、楷書で文字をハッキリとお書きください。
  * お名前の掲載が不可の方は、通信欄にその旨明記してください。

● しめきり  4月19日(金)
  * 19日までにご入金いただきました賛同者のお名前を掲載させていただきます。
  * できれば、なるべく早く手続きをお願いいたします。 

● 呼びかけ 
■■許すな!憲法改悪・市民連絡会■■ 
赤とんぼの会。沖縄県憲法普及協会。かながわ平和憲法を守る会。草の実会平和研究グル−プ。憲法9条の会・関西。憲法9条を広める会・調布。憲法と市民生活を考える会。憲法を生かす会。憲法を生かす主権者の会。市民ネットワークさせぼ。自由大好き!市民の会。STOP!改憲・市民ネットワ−ク。全国労働組合連絡協議会。第9条の会・北海道。第9条の会・なごや。第九条の会・ヒロシマ。日本消費者連盟。ネットワーク500。NO!AWACSの会。ピ−スサイクル東京ネットワ−ク。ピース佐賀、ふぇみん婦人民主クラブ。平和憲法を広める狛江連絡会。許すな!憲法改悪・北部市民連絡会。許すな!憲法改悪・目黒の会。ほか 

■■平和をつくり出す宗教者ネット■■
日本宗教者平和協議会。法華仏教国際交流協会。平和を実現するキリスト者ネット。日本キリスト教協議会。アジア仏教徒平和会議日本センター。日本カトリック正義と平和協議会。アーユス国際協力ネットワーク。日本山妙法寺。原子力行政を問い直す宗教者の会(以上、世話人所属宗派・団体)

■■平和を実現するキリスト者ネット■■ 
NCC加盟教派・団体(日本基督教団。日本聖公会。日本福音ルーテル教会。在日大韓基督日大韓基督教会。日本バプテスト連盟。日本バプテスト同盟。日本YMCA同盟。日本YWCA。日本キリスト教婦人矯風会。日本キリスト者医科連盟、キリス盟。キリスト者政治連盟。JFOR。東京聖書集会 など33教派・団体)。日本福音同盟社会委員会。日本キリスト教会。日本キリスト改革派教会社会委員会。日本カトリック正義と平和協議会。 

●意見広告事務局   日本キリスト教協議会(NCC)
 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-24 TEL03-3203-0372 FAX03-3204-9495

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                          まえへ(8号)

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