子どものグリーフを支える
 ワークブック
     〜場づくりに向けて


NPO法人 子どもグリーフ サポートステーション:編著
つくば国際大学 高橋聡美:監修
B5判 106ページ 並製
定価:1,800円+税 
ISBN 978-4-8166-1305-0 C0037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2013年06月
【内容紹介】

大切な人を亡くした時、人は悲しみ、恋しさ、怒り、悔恨などさまざまな感情を抱きます。大切な人を亡くした人によりそい、サポートすることをグリーフサポートと呼びます。
※このワークブックは、大切な人を亡くした子どもたちを支える実践者養成のために作成されたものです。
 【著者プロフィール】


NPO法人 子どもグリーフ サポートステーション
NPO法人子どもグリーフサポートステーションは大切な人を亡くした子どもたちをサポートするために、2013年2月に設立されました。

橋 聡美(タカハシ サトミ)
つくば国際大学 医療保健学部精神看護学教授 子どもグリーフサポートステーション理事 
1968年鹿児島県出身 東北大学博士課程修了(PhD博士 医学)
防衛庁および国立精神・神経センターで看護師として働いた後、看護教員として勤務。
2003年から2年間、スウェーデンに在住しスウェーデンのメンタルヘルスシステムや教育について調査。2006年より宮城県で遺族のわかちあいの会を運営し2010年より子どものグリーフサポートプログラムを主宰する。著書に「グリーフケア」メヂカルフレンド社 「ひとりじゃない」NHK出版社。

【目次】

目次
1 子どもにとっての死別体験
2 ファシリテーションアという  よりそい方
3 ファシリテーションを支える  スキル
4 グリーフプログラムの実際
5 スタッフのケア
6 グリーフプログラムにおける  ディレクターの役割
7 保護者のサポート
【まえがき】より

はじめに
 大切な人を亡くした時、人は悲しみ、恋しさ、怒り、悔恨などさまざまな感情を抱きます。時には、この感情から抜け出せないと思うほど、気分が沈み涙にくれます。大切な人を亡くした人によりそい、サポートすることをグリーフサポートと呼びます。
 NPO法人子どもグリーフサポートステーションは大切な人を亡くした子どもたちをサポートするために、2013年2月に設立されました。
 アメリカには子どものグリーフサポートの場が500カ所ほどあるそうですが、日本には遺児たちの心のサポートを行う場所は数カ所しかありません。私たちはせめて全都道府県に子どもたちが自身の喪失体験を語れる場ができたらいいなという思いで、この団体を立ち上げました。
 子どもグリーフサポートステーションでは、幼児から中学生およびその保護者を対象としたグリーフプログラムを月に2回、中高生のプログラムを月に1回開催しています(2013年2月現在)。ここはボランティアスタッフと共に遊ぶ中で、同じような体験をした子どもたちと出会い(ピア)、体験を語り共有し(シェア)、お互いの成長を見守りあい励ましあうこと(エンパワーメント)ができる場所です。
 時間が経てば悲しみが消えるかのように周りは思いがちですが、悲しみや恋しさは消えることはないでしょう。でも、そういう気持ちを抱いたままでも自分らしく未来を切り開いていくことはできます。
 死別後の反応の多くの場合は病気ではありませんが、病気ではないからサポートは不要かと言えば、それもまた違います。アフリカに「ひとりの子どもが育つには村中の人が必要だ」ということわざがあります。
 喪失を抱えながら人生をはじめの一歩から歩き出していくのは子どもひとりでできるものではなく、家族や親しい人、学校や地域社会の協力が必要なのです。
 このワークブックは子どものグリーフプログラムの実施に向けて、実践者養成のために作成されたものです。ワークブックを通して、大切な人を亡くした子どもたちのことやあなた自身のグリーフの理解を深め、それぞれのグリーフに優しい生き方を探してみましょう。

【関連書の紹介】
NPO法人レジリエンス著
  DVトラウマからの回復ワークブック

傷ついたあなたへ 1
―わたしがわたしを大切にするということ

 2005年初版刊行 4刷
定価1500円+税
A5判 104ページ 並製
ISBN4-8166-0505-3
 
NPO法人レジリエンス著
 DVトラウマからの回復ワークブック
  

傷ついたあなたへ 
A5判 85ページ 並製
定価:1,500円+税 
ISBN978-4-8166-1003-5 C0037