高麗・千年の都―開 ケソン 

文光善:写真, 洪南基:文

B5判 上製
定価:2,500円+税 
ISBN978-4-8166-0902-2 C0022

奥付の初版発行年月:2009年04月
書店発売日:2009年04月2日

平山郁夫氏推薦
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斎藤忠 (大正大学名誉教授)先生も推薦
書評の紹介
【内容紹介】

高麗千年の文化を今につたえる古都であり、南北分断の象徴的都市であり、南北和解の開城工業団地を控えた街でもある。朝鮮半島の古都の息吹が140枚の写真から伝わってくる。

【プロフィール】

文光善(ムンクァンソン)

1948年生まれ。東京朝鮮中高級学校卒業。カラー現像所、朝鮮画報社を経て現在,朝鮮新報社写真部長。在日本朝鮮文学芸術家同盟写真部長,朝鮮民主主義人民共和国写真家同盟会員。写真取材:1979年5月,第35回世界卓球選手権大会(平壌)をはじめ朝鮮での行事,風景,史跡などを撮影。2000年6月,07年10月の2回にわたる北南首脳会談,07年5月の北南鉄道連絡区間試運転,同年11月北南総理会談など歴史的な現場を取材した

洪南基(ホンナンキ)

1949年生まれ。朝鮮大学校理学部卒業。東京工業大学で理学博士号取得。フランス・オルレアン大学に留学した後、理化学研究所で糖化学の研究に従事。開発研究の傍ら横浜市立大学文理学部・神奈川大学理学部非常勤講師を務めた。著書に『高麗人参の世界』(同時代社2005年)。

【目次】
目次・掲載写真
1 古都・開城 ―先進文物を広くとりいれて―                   
民俗保存区域・民俗旅館・松嶽山・開城市全景・子男山から展望した朝の開城市・開城南大門・演福寺の鐘・朴淵瀑布・泛槎亭から見た朴淵瀑布・満月台他
2 朝鮮半島初の統一国家を建てた太祖・王建               
王建王陵全景・高麗太祖王建肖像・王建王陵墳墓・祭祀を催す祠堂他
3 仏教に貢献した義天 ―霊通寺・観音寺・安和寺―                 
五冠山全景・霊通寺全景・霊通寺幢竿支柱・霊通寺大覚国師碑(国宝)・霊通寺三身仏・普?院の観音菩薩坐像・霊通寺敬先院浮屠・大覚国師 義天肖像・霊通寺所蔵大覚国師文集・観音寺大雄殿・観音寺七層塔・観音寺阿弥陀三尊仏・観音寺 観音屈の観音菩薩像・観音寺紀実碑・安和寺大雄殿(右)と五百殿・興国寺塔・仏日寺五層塔・開国寺石燈・玄化寺碑・玄化寺七層石塔・玄化寺碑他
4 国を治める学問としての儒教と成均館                
高麗博物館 成均館外三門・成均館明倫堂・成均館内三門・寿昌宮竜頭彫刻・成均館大成殿・成均館啓聖祠・寂照寺釈迦如来坐像(国宝)・成均館明倫堂前の中庭他
5 反元・改革とスキャンダルの恭愍王                  
恭愍王陵全景・文人像と武人像・恭愍王陵正面最上段・恭愍王陵最上段裏・恭愍王陵祠堂他
6 高麗と運命をともにした忠臣・鄭夢周                 
ッ陽書院全景・ッ陽書院馬乗り場、馬降り場・講堂・文忠堂・東斎・表忠碑閣・表忠碑・善竹橋石碑・顕彰碑・善竹橋全景・善竹橋と表忠碑閣他
7 高麗を守った将軍達 ―徐煕・姜邯賛・「仲孫―                   
大興山城北門・大興山城北門の楼閣・大興山城の城壁・開城羅城の城壁他
8 高麗人参、高麗青磁、そのほか                      
人参畑・人参の葉・高麗磁器 青磁象嵌鶴菊花文五盒・青磁花文梅瓶・青磁象嵌菊花文托盃・青磁素文瓜形瓶・青磁柳文浄瓶・白磁瓜形水注・開城瞻星台・観徳亭・虎亭・留守営門楼・松都湖・徐敬徳の墓・黄真伊の墓・文来の墓・朴趾源の墓他
9 分断都市から共存する都市へ                      
軍事境界線非武装地帯北側入口・板門店・軍事境界線非武装地帯北側・コンクリート障壁と臨津江・[金剛山(北)⇔猪津(南)]列車試運転・礼成江
掲載写真
【推薦】
推薦文 斎藤忠 (大正大学名誉教授)
 私にとって朝鮮民主主義人民共和国への旅は、早くは、1937年頃に訪れたのであるが、新しくは1987年の4,5月に学術文化交流団の一員として顧問という立場で訪れた。1995年11月には本人学者とし1人で広汎な地域にわたり、多彩な遺跡をまわった。さらに1997・98年に6次にわたり、開城市郊外の霊通寺跡の研究のために訪れた。
 このたび、刊行されるカラー写真集は、まことに時の宜しきを得た本である。この約100枚の写真は、おそらく芸術を愛する真摯な市民の人々の、1枚1枚の資料のもとにできあがったものと思っている。そして、すばらしい自然美に恵まれ、重厚な歴史背景を地盤として、風格ある開城市を力強く描写していることを嬉しく思う。
【書評の紹介】