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草野比佐男詩集 ◆定本◆村の女は眠れない |
草野比佐男著 | |
くさのひさお 一九二七年福島県生まれ。福島県立相馬農産学校卒。阿武隈高地の山村で農林業に従事しながら、短歌詩、小説、エッセーなどを著す。第6回農民文学賞(歌集「就眠儀式」)、第十回地上文学賞(小説「新種」)を受賞。 |
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定価1600円+税 46判並製・200頁 4-8166-0402-2 |
●本書は、一九七二年初版がたいまつ社から刊行され、同名のドキュメントタリー(NHK)が放映され一世を風靡しました。 ●以来人名辞典等に掲載され、大学の模擬試験にも出題されています。戦後の日本農業の現実を語ってあまりあるものです。 …… 村の女は眠れない/眠れない夜ごとの夫 への思いはつきない/沼のほとりの干草 小屋へ記憶が遡って眠れない/あぐらの 中に抱いて髪につく草くずを拾ってくれ たぶきようで優しい指はここにはない/ 村の女は眠れない …… |
目 次 T炉ばたの歴史 遠い京浜/あなたにだれかが/元日の女/村の女は眠れない U阿武隈の燕 ひとりぼっちのジョニー V陶磁器婚 W木の葉が一枚あればよい 村を売る X人狩りの季節に/おまえ に田んぼを遺す 他 |