品切

4-8166-0406-5 C0014
A5判並製 180頁
いま、聖書を読む
――ジェンダーによる偏見と原理主義の克服をめざして――
品切
高柳富夫著(日本基督教団 中野桃園教会牧師)
一つの価値観をおしつけ、自由な批判精神を
摘み取る点で、「キリスト教原理主義」と
「日の丸・君が代原理主義」は
同じ根をもっている。原理主義克服のために、
原初史(創世記1章から11章)に託された
真のメッセージは何かを問う。
2004年12月刊行

目次
はじめに
1時間目 旧約聖書の構成、
成立、伝達
 @ 聖書のよみ方
 A 「旧約聖書」とは何か
2時間目 天地創造物語
3時間目 アダムとエバ物語
4時間目 ノアの洪水物語
5時間目 バベルの塔物語
 むすび
 参考文献
たかやなぎ とみお
1949年 生まれ
1983年 東京神学大学博士課程前期修了
1992年〜95年 Episcopal  Divinity School
 (アメリカ・マサチュ-セッツ州ケンブリッジ)留学、2000年卒業 訳書:現代聖書注解シリーズ『ダニエル書』『ハーパー聖書注解』『新しい創造の神学』他
編集者より
★12月にしては暖かい日が続いています。皆様にはお変わりなくおすごしでしょうか。
 告白しますが、クリスチャンではない私にとって、聖書は気になる存在ではあるのですが―西洋の文化の底流に在る思想としてー、身近ではなく、本書で、「聖書の著者」という認識に出会ったことによって、はじめてこの物語が私の胸の内で鼓動をうちはじめました。★長い口伝の時代を経、書記の手により書き留められ、多くの人の手による編集のプロセスを経て、いまの形になった。歴史的事件のなかで鍛えられる、例えば「天地創造物語」。★紀元前587年、バビロニアに捕囚された(であろう)著者は、奴隷として差別され、このような差別を許す神への疑惑、信仰の危機の苦悩のなかから、自己の信仰の告白を創造物語に託す。いまをどう生きるかという問いのなかから、聖書は命を得、聖書と向き合うことによって「如何に生くべきか」が深められる。★本書の著者(高柳氏)が問う批判的、通時的共時的な読み方とはーー私たちの現実のいま、イラク派兵、君が代日の丸の強制にどう向き合うか、という事にもつながるわけですね。肝要なことは、自分自身で考えるということ。2500年前のバビロニア捕囚の書記が送ってくるものはそういうメッセージではないでしょうか。(羽田)