2月22日、ニューヨーク市庁舎前の抗議デモ。
猛烈な寒さの中で、約800人くらいが集まった。プラカードには、「ジュリアーニを逮捕しろ」「ニューヨーク市警=KKK」などと書かれたものが目立ち、警察支配を強化するジュリアーニ市政への怒りと批判が渦巻いている。

このデモで8人が逮捕されたことを報じるニューヨークタイムズ紙面。

ディアロ氏を殺害した4人の警官。

殺害現場の状況を報道するニューヨークタイムズの紙面。まだ謎が多い、と指摘されている。

ニューヨーク市長、ジュリアーニは、この事件後に、警官の武装を強化し、より殺傷力の強いハローポイント弾を使用する決定をした。
ハローポイント弾は弾頭に真鍮の覆いがないので、命中した際に体内で弾丸がつぶれ、貫通せずに体内にとどまる確率が高い。人体に与える被害はより強烈だが、貫通しないので流れ弾が第三者にあたる確率が低い、というのがジュリアーニがこの弾丸の使用を許可した理由だと報じられている。