Singletary testified

8月11日聴聞会でSingletary氏が証言

ムミアは現場にいなかった


 8月11日の聴聞会で、衝撃的な証言が出ました。82年の裁判のときに、警察から迫害を受けて州外へ姿を消さざるをえなかった証人William Singletaryさんが弁護側証人として出廷、かれは1981年12月9日、事件現場にいたこと。その直後にみずからすすんで警察に出向き、証言したが、警察は5時間以上も彼を尋問した後、証言を撤回させようと圧力をかけたこと。彼の経営するガソリンスタンドにも窓が壊されるなどの嫌がらせがあいついだことを証言。さらに、彼は現場の状況についておおむね次のように証言しました。

 誰かが、フォルクスワーゲンから出てくるのを見た。(これがムミアの弟ビリーの車のことかどうかは不明)そしてフォークナーに拳銃を向けた。その後、銃声が聞こえて、フォークナーが倒れた。第二の男がフォークナーの顔を撃った。ムミアが現場に来たのは、フォークナーが撃たれた後で、彼は助けを呼ぼうとした。
 ほかの警官は現場に着くとすぐにムミアに暴行を始めた。ムミアの傷に警棒をつっこむのも見た。ムミアは頭を何度も地面にたたきつけられた。
 Singletary氏はさらにシンシア・ホワイト(ムミアがフォークナーを撃つのを見たと証言した売春婦)は現場にいなかったと証言した。


 この日もセイボは高圧的な訴訟指揮をつづけ、弁護側の決定的な証人であるSingletary氏の出廷が遅れたのを口実に、証人喚問を打ち切ろうとした。氏は3時半過ぎにようやく法廷に駆け込んだ。セイボが強引な訴訟指揮で、こうした新たな展開を阻止しようとすることに監視の目を強める必要がある。