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アメリカ大使館へ申し入れ



 8月14日午後1時、アメリカ大使館に対して、ムミアの死刑執行停止と公正な再審のすみやかな開始を求める申入書の提出を行いました。大使館内への入館は代表3名と限定されましたが、大使館前には25名ほどの市民が集まり、代表者が中に入っている間、門の前で、
JUSTICE FOR MUMIA
FREE MUMIA NOW
STOP THE EXECUTION

などの横断幕をかかげて待機しました。こうした行動に対しては人数が少なかったせいもあるでしょうが、妨害はありませんでした。
米大使館側は、デイビッド・ストラウブ氏という一等書記官が対応し、最初は「それはペンシルバニア州の問題で、連邦政府の関知しないこと」という予想通りの対応でしたが、ネルソン・マンデラ氏が、正式に南アフリカ共和国大統領としての名前で米国に申し入れをしたことも含め、これは国際的に関心をもたれている人権問題であり、外交問題であるとして、日本の市民からの大統領宛の親書を仲介してくれるようにお願いしました。
 その後、近くの集会場でミーティングをしましたが、とりあえず8月17日の執行が取り消されはしたものの、再審決定が下されるまでは、ムミアの生命の危険は去っていないことを前提に、今後どのように活動していくのかを話し合いました。
 「ムミアの死刑執行停止を求める市民の会」も、いわば17日の緊急事態を前に急遽つくったものなので、これから方針ややり方も考えていかなければならないような状態です。さまざまな個人が参加して下さいましたので、みんなの知恵を出し合って、やっていきたいと思っています。
 当面、ムミアの問題をより多くの方々に知っていただくために、集会や催しをやろうという意見がいくつも出ました。また、膨大な資金を要する再審のためにも、基金を集めていく必要があることも話題になりました。アイデアや意見をお待ちしています。