=抗議声明=
空き巣ねらいか居直り強盗のような抜き打ちの卑劣な調査強行に抗議する!
これが日本の原子力行政に責任をもつ機関のやることか?


2004年12月16日
ウラン残土訴訟を支える会
(代表・石田正義)

 核燃料サイクル開発機構は12月16日、方面地区自治会が総会決議で拒否を通告し、15日に堆積場入口で入山を拒否して引き返させたばかりの、ウラン残土堆積場の調査を抜き打ちに強行した。
 マスコミにFAXで連絡してきたのも調査着手の1時間足らず前、住民もマスコミも対応できない状況を計算した行為であり、この空き巣ねらいか居直り強盗のような卑劣な行為に強く抗議する。
 方面地区自治会並びに地権者の拒否通告にもかかわらず、他人の土地に勝手に踏み込んだこの行為は、明らかに不法侵入であり不法調査着手で断じて認められない。
 核燃が本日調査を強行した方面2号坑堆積場は、昨日の榎本益美前区長が別件訴訟における核燃の図面で説明したように、土地の使用契約をしている旧東郷町財産区の土地ではなく、方面地区の住民が使用契約を拒否している私有地である。
 最高裁決定によるウラン残土撤去命令の履行については、広島高裁松江支部の判断にゆだねられたのだから、鳥取地裁決定に基づく核燃の行為は何ら合法性を持たない。
 核燃は方面地区並びに麻畑地区の調査を中止し、直ちに職員と調査員を引き揚げよ!

(注)この抗議声明への問合せは、090−9418−6874または0857−27−7369(土井)まで。