Japanese translation:
占領監視センターからの緊急行動要請 訳文



イラクの人々と共に連帯するための緊急要請



国際占領監視センター
代表エマン・アーメド・カマス

国際占領監視センター

2004年4月8日

占領されているバグダッドから―――

世界の人々とその人々を国連で代表している方々に―――

米国主導の占領軍による攻撃に反対するよう、イラクの人々は国際的な連帯を要請します。

これらの攻撃がイラクの都市とその周辺に住む全ての住民を恐怖に追いやることを意図しているのは明確です。

報告によれば、4月4日に始まった攻撃により、ファルージャだけで300人以上(4月15日現在で700人)のイラク人が殺され、さらに何百人もの負傷者で溢れています。アダーミヤ、スーラ、ヤモク、ファルージャの市街とその近郊、ラマディ、バスラ、ナシリーヤ、カルバラ、アマラ、クート、クファ、ナジャフ、ディワニヤ、バラ
ドおよびバグダッドでは特にサドルで戦闘が続いています。住宅、病院、モスクのみならず救急車が怪我人を搬送中にも占領軍兵士や戦車によって爆破され、銃撃されています。

ファルージャとアダーミヤは、民間区域を包囲し長期間抑留下におくことを禁止するジュネーブ条約も違反し、現在占領軍によって包囲され攻撃されています。病院も十分な医療援助、不可欠な医薬品と装備、あるいは輸血用血液供給の手段も奪われています。ファルージャでは、包囲されているために、医者は民家で野戦病院を開設するしかない状況におかれています。献血者が入ることさえ許可されません。従って、バグダッドとファルージャではモスクが怪我人のための血液を集めている状態です。水と電気がこれまでの数日間は断絶されたままです。

サドルシティでは、米軍ヘリコプターが住宅地域をロケット弾で攻撃し、家を破壊しています。外出禁止令が公式には出されていないなかで、米国軍兵士は暗くなってから街路を動いている車輌を発見すると戦車砲で攻撃をしています。火曜日の夜だけで、少なくとも6人の人々がこのようにして殺されました。米軍はすべての警察署とサドル市役所を占領し、包囲し続けているのです。

このような攻撃はこれまでの1週間で急激に拡大したものですが、それは決して占領されているイラクでは新しい現象ではありません。文民への無差別殺戮、人々への安全保障義もなく、電気も、まともの医療も、社会基盤整備も失われている現実は、占有当局がイラクにもたらした「自由」を特徴づけるものです。

我々は諸国家、市民社会と反戦および反占領の運動に対して団結の具体的な表明として、この恐怖の米国主導の戦争に対し、そしてイラクの人々を支援するために、この身の毛がよだつ事実を直視することを求めます。

どうか米国によって指揮された攻撃を直ちに中止するよう要求するために、街頭に出てください。世界中の米国領事館と大使館の前で抗議と要請行動を組織化してください:この大虐殺を直ちに止めてください;イラクの都市や近郊の包囲攻撃を直ちに止めてください;攻撃下に住んでいるイラクの人々への援助を提供しようと努めている、人道・医療支援組織の立ち入りを直ちに認めてください;そして、私たちの占領を止めてください。

デモがすでに組織化された都市は、ミラノ、モントリオール、東京、イスタンブール、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントン D.C. とニューヨークです。

バグダッドの国際占領監視センターと連絡を取るために、どうか 914 360-9079あるいは 914 360-9080に電話をしてください。また、電子メールは eman@occupationwatch.org です。
国際占領監視センターのHP http://www.occupationwatch.org/