アメリカの劣化ウラン弾使用糾弾!即刻イラクから撤退せよ!
小泉首相はイラク攻撃=新たな核戦争への支持を撤回せよ!




内閣総理大臣 小泉純一郎 様

 3月26日、米軍は対イラク攻撃で劣化ウラン弾を使用したことを認めた。米中東軍のブルックス作戦副部長が記者会見で明らかにした。アメリカのイラク攻撃は、劣化ウランを使った核攻撃だったということが改めて明らかになった。
 貴職は、いち早く、そして一貫してイラク攻撃を支持している。これは、新たな核戦争=劣化ウラン戦争を支持し、それを容認し荷担することに他ならない。広島・長崎の被爆の苦しみを知る日本が、新たな核戦争を支持するなど、断じて許すことはできない。
 米軍は26日の記者会見で「人体への影響はない」とのデマをたれ流している。アメリカの湾岸戦争帰還兵の間でも、コソボ紛争に従軍した欧州の兵士達の間でも、米英が使用した劣化ウラン弾によってガン・白血病等が多発している。米軍自らが、劣化ウラン弾が人体に深刻な影響を及ぼすことを知っている。湾岸戦争開始半年前に出された報告書では「低摂取量の長期影響はガンを引き起こし、一方、高摂取量の短期影響は死をもたらす」と書かれている。危険を承知の上で使っているのだ。
 イラクの子供達は、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾で被曝し、今なお苦しみ続けている。国連による経済制裁によって、十分な医療も受けられないまま、多くの子供達が亡くなっている。その上さらに、またも劣化ウラン弾がイラクの子供達・人々の上に襲いかかっている。これこそが大量破壊兵器ではないのか。私達は、非人道兵器劣化ウラン弾の使用を断じて許すことはできない。
 ・即刻、イラク攻撃支持を撤回せよ。
 ・新たな核戦争への支持を撤回せよ。
 ・戦争への道を開く有事立法制定の策動をやめよ。
2003年3月27日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
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