原子力ストライキはセラフィールドを閉鎖するかもしれない
Nuclear strike could shut down Sellafield

労働者達は長期に渡る賃金闘争で、30年間で初めてのストライキを投票に付す


2003年10月26日 オブザーバー
Oliver Morgan産業記者


http://politics.guardian.co.uk/unions/story/0,12189,1071025,00.html


BNFLのセラフィールド・サイトでの争議行為に賛成する明日の投票によって、組合は原子力産業では30年間で初めてのストライキを呼びかけると期待されている。

ストライキはセラフィールドの効果的な閉鎖をもたらすだろう。セラフィールドは英国の原子力発電所から発生する使用済み燃料を再処理する責任を負っている。

セラフィールドの約1700人の労働者の投票が、ストライキという決定を選ぶだろうと、GMB組合とAmicus組合の役員達は確信している。

1999年にさかのぼるこの争いは、異なる職階のスタッフ間の給料を等しくすることに関係している。

しかし、セラフィールド・サイトにおいて、例えば水処理のようないくらかの業務を民間企業に外注に出す計画に関してや、サイト全体の操業に可能な競争原理を導入することに関して、従業員の間に深刻な不安もまたある。GMBの役員は述べた:「圧倒的な賛成投票になるだろうと私たちは確信している」。

従業員内には、BNFLがこれについてきちんと交渉しそうにないと、大きな怒りの感情がある。投票が賛成の場合、私たちは2週間以内にストライキを呼びかけることができる、そしてこれはセラフィールドを閉じることになるだろう。

組合は、セラフィールドで150人の職場代表を持っている、彼らは労働者の意見に関する定期的な報告を与えている、と彼は付け加えた。Amicus労働組合の役員は、このサイトの組合員600人の中で「はっきりとした」賛成投票を期待していると述べた。

そのストライキは9月初めの大衆的な職場委員会議に続くものである。ここでは、投票への圧倒的な支持があった。

ストライキはその会社にとっては悪いタイミングでやってくるだろう。ストライキは、数十年の間に積み上がった莫大な解体債務を引き継ぐために核解体機構を設置する法案が政府によって発表されるのと時を同じくするだろう。

この会社は、この法案が、今年の女王のスピーチの中でエネルギーをテーマとする法案の中心になるようにするため、懸命に議会への働きかけをおこなっている。この会社は、ストライキが大臣達の間に生み出すであろう悪い印象について心配している。

会社の役員は、行動がどの程度になるかわからないと述べ、全従業員には安全基準を維持する義務があると強調した。

しかしながら、彼は付け加えた:「私たちはこれが回避されることができると期待している。同じ取り決めが国中の私たちの他の工場で合意されてきた。もしストライキが行われれば、それは結局、全従業員に損害を与えることになるだろう。」

労働者達は将来、仕事を下請けに出すいかなる動きにおいても、仕事の配置転換(Tupe)規定によって守られるだろう、と彼は付け加えた。