BNFLはセラフィールドでストライキに直面している
BNFL faces industrial action at Sellafield


ガーディアン 2003年10月28日
Heather Tomlinson


http://www.guardian.co.uk/nuclear/article/0,2763,1072468,00.html


英国の悪名高いセラフィールドの核処理工場の労働者たちが、この産業に新たな打撃となるストライキについての投票を行った。カンブリアのこのサイトの2400人の労働者を代表する労働組合は、大多数が、工場所有者のBNFL社を「非常に失望している」「役に立たない」と評した決議に賛成する投票をしたと、昨日述べた。

この争いはシフト制従業員の給料の均一化に関するものである。それぞれ1800人、600人の労働者を代表するGMBとAmicus労働組合は、シフト制のブルーカラー労働者の追加賃金をホワイトカラー労働者と同じ2000ポンドまで引き上げることで、BNFLとの交渉で1999年に合意したと話している。

その増額は来年4月までに導入される予定だったが、BNFLは2009年まで給料を均一化しそうにないと、その組合は述べた。「労働者達は、彼等の雇用者が合意を破ったと失望しており、もうこれ以上待つことに同意したくない」とGMBのエネルギー全国書記ブライアン・スタットンは述べた。「私たちはさらなる交渉を申し入れたが、これはBNFLから拒否を受けている。」

争議行為の日程と形態を決めるために、GMBとAmicusの職場代表が今日、会合を持っている。行動には時間外労働の拒否、もしくはストライキが含まれることになるだろう。「この決議は会社側の回答をもたらすために多くのことをすることになるだろう。彼等が意味のある討議を再開したいようであれば」とGMBスポークスマンが述べた。「会社がストライキを回避するのに遅くはない」とAmicusのエネルギー全国書記ドゥ−ギー・ルーニーは述べた。

BNFLは交渉のテーブルにもどるかどうかコメントしないだろう。「この決定は…このサイトの評判を回復するために、1999年から全従業員によってなされた優秀な仕事を台無しにするだろう」とこの会社は述べた。「BNFLと労働組合は、BNFLのいかなるサイトでのいかなる形態の争議行為にもかかわらず、安全性を保証するという昔からの合意を持っている。」