核燃サイクルからの回答


平成13年10月11日
核燃料サイクル開発機構
東 海 事 業 所
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 殿

「日本原子力学会誌(Vol.43.No1)」第6図に関する事実確認


1. 「日本原子力学会誌」Vol.43.No1(2001)p56〜p66の技術報告に示す第6図の位置付けは、国の「ウラン加工工場臨界事故調査委員会報告書(平成11年12月24日)」で使用している近似式の傾向を把握するための比較図です。
この第6図に使用している中性子線量当量率の測定値は、全て事故調査委員会に報告された測定値から引用したものであり、新たな別の数値を引用したものではありません。なお、これらのデータのうち定量的な数値が示されていないものについては、筆者らが図やグラフから読み取った数値を使用しています。

2. 第6図における約300m地点に示された測定値と約400m地点の高位に示された測定値は、事故調査委員会報告書の参考資料「参考U−5 JCOが9月30日19時09分以降に行ったJCO敷地境界等の中性子線量当量率時系列測定記録」(p15〜p18)に示された測定点@及びGにおける21:04から00:26までの間に測定された値を引用しています。

3. 今回、事故調査委員会報告書の参考資料「参考U−8 中性子線量率測定データの比較」に基づき、第6図に示した測定点の距離について再度確認したところ、上記測定点@に相当する約300m地点に示した測定点は約260m、上記測定点Aに相当する約400m地点の高位に示した測定点は約330mであることが判明しました。

4. 第6図における測定点の距離については、筆者らが図やグラフから読み取った数値であり若干の誤差は発生するものであるが、上記@及びGの測定点の距離についてはその差が大きかったものと考えられます。

                                                      以上



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