【資料3】



■『DSIN(フランス原子力施設安全局)2000』より

マルクールMELOX工場

MELOX工場は、MOX型の燃料集合体を製造している。設置許可修正デクレ(制令)による新たな枠組みの中で、初めてEDF標準以外の燃料加工が日本の電力会社の要請で開始された。しかし、生産の主体は、依然国内向けである。

同工場の本格操業の発表は、デクレで定められている10年の設置許可期限が切れる直前の2000年5月17日に行われている。この操業開始に先立って、施設全体の安全性の再評価が行われた。その際に事業者が提出した書類は、あらかじめ「実験施設および工場専門家常設グループ」の審査に付された。

許可
事業者は、2000年4月18日にプルトニウム酸化物を、1999年7月31日付け設置許可デクレ修正デクレで認可された工場の施設および拡張設備内に搬入する許可を得た。事業者は、FS 65型コンテナ、および近い将来MX8型コンテナの受け入れ・取り扱いをおこなうための積み下ろし場を工場に新設した。この設備の使用許可は、ASN(原子力安全局)が2000年12月4日に出した。


■『DSIN1999』より

マルクールMELOX工場

この工場はMOX燃料集合体を製造している。その生産は、当初フランス市場のみを対象にしていたが、外国顧客(ドイツあるいは日本)向けに若干異なる燃料の製造を行うために改築が必要となり、1999年7月30日に認可を受けた。これにより、事業者は、当初定められた製造限度を遵守しつつ、生産の多様化を行うことが可能になった。

改築した設備への酸化プルトニウム導入の認可は、事前の安全性試験の報告のDSIN(原子力施設安全局)による審査の後に出された。

※DSINについては、「原子力ポケットブック2000年版」 P377参照


■ ニュークリア・フュエル 1998年11月16日『コジェマの役員は、BWR用ラインを含むメロックス工場の拡張について詳細を説明』

「Fraizeは、安全性の専門家がコジェマに対して、既存のライセンスの枠組みの中で、試験的なウラニウム操業は可能であると言っているので、コジェマはプルトニウムを投入するためだけのライセンスを必要としていると述べた。その必要性は「来年の非常に早い時期」だと感じていると、彼はニュークリア・フュエルに言った。」



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