ニュージーランド:核の船は我々の領海で歓迎されない
NZ: Nuke ships not welcome in our waters


7月6日 マレーシア・スター紙



 ウェリントン−昨日、ニュージーランドは、日本からイギリスへ核のゴミを運ぶ2隻のイギリス船が領海に入ってこないよう、空軍機で追跡することになると述べた。航路は秘密にされているが、これまでの同様の輸送では、ニュージーランドとオーストラリア間のタスマン海を通過している。
 潜在的に兵器に転用可能なプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)を運んでいる先頭の船は、木曜日に日本の高浜港を出港した。
「我々は、太平洋を通過するこのような輸送に対する反対の意を、イギリス、日本双方に表明している」と外相Phil Goff は声明で述べた。
「安全保障措置が適切であることを知ってはいるが、それらが事故やテロリストの攻撃による危険性を除外するわけではない。」と彼は述べた。
 MOX燃料は、日本の関西電力が、1999年のイギリスからの輸送中に、データがねつ造されていることに気づいたため、国有会社BNFLに返送されているのである。
 Goffは、人道的な非常事態を除き、これらの船がニュージーランドの領海に進入しないよう、ニュージーランドの空軍機が追跡を行うだろうと述べた。
 「ニュージーランドはまた、輸送国に対し、起こりうる全ての事故に対し、全責任をとり、また責任を持って補償するよう要求を行っている」
 グリーンピースは、輸送船を待ち受けるため、来週ヨット団が北タスマン海に集結する計画があると述べた。
 昨日、オーストラリアの首都キャンベラで、2人のグリーンピースの活動家が、日本大使館の屋上で1時間に渡る抗議行動を行った後、逮捕された。
警察は、25歳の女性と30歳の男性が屋根から下りることに同意した後、防護されている敷地に不法侵入した咎で逮捕されたと述べた。
 警察のスポークスウ−マンは、2人は告発され、日本大使館の門外で他の15人の活動家が大きな紙の爆弾をもってデモを行っていた昨日の遅くに裁判所に現れたと述べた。
 オーストラリア政府は、スポークスマンが述べるところによれば、必要な安全保障がすべて適切になされていることに満足しているため、この輸送に対する抗議を一切表明していない。−ロイター



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