2002年1月16日の交渉に関係する質問書と回答



2002年1月16日の交渉に関係する質問書と回答

1.貴社のコジェマ社製MOX燃料で不良品となった2体のペレットは、分解されたと1月16日に聞きました。その2体中のペレットは、貴社によって、(財)原子力発電技術機構の「平成12年度 燃料集合体信頼性実証試験に関する報告書(1/3炉心混合酸化物燃料照射試験編)」でまとめられている試験に提供されたものですか?

(回答)技術機構の試験に当社から提供されたペレットは、不適合集合体から取り出されたペレットではない。提供したペレットは、ペレットの製造が終了した段階で、ロットから抜き取ったものである。ペレットが抜き取られたロットについては、製造される予定であった16体の集合体に使う予定のものであった。なお、不適合になった2体にも、そのロットの一部が使用されている。


.化学エッチング法について

@化学エッチング法でどのようにしてプルトニウム・スポットの径や濃度が分かるのですか?

(回答)ペレットの断面をエッチング液で処理することによって、プルトニウム・スポットを浮かび上がらせ、その径を測定している。なお、プルトニウム・スポットの濃度については、検査項目にはなっておらず、また、化学エッチング法では、濃度を測ることはできない。

A別紙1の写真[技術機構の報告書93頁の写真]は、エッチング後の金相写真です。この写真でプルトニウム・スポットはどこか印をつけてださい。

(回答)原子力発電技術機構の報告書自体が当社の報告書ではないので、その内容について当社が評価する立場にない。よって、「印を付けてください」ということについては、対応しかねるというのが、回答となる。交渉の中では、93頁の写真は(プルトニウム・スポットではなく)結晶粒を表していると発言。

B別紙2[技術機構の報告書46頁の表]を参照し、コジェマ社で行っている検査に○をつけて下さい。

(回答)コジェマ社でMOX燃料を製造する具体的計画もないことから、答える必要はないと考えている。

C化学エッチング法によるプルトニウム・スポットの検査の性能等を記述・解説した文献等があれば示してください。

(回答)化学エッチング法の検査精度については、メロックス工場の内部レポートで確認している。そのレポートについては公開できないということであり、検査について具体的にどうかということは示すことができない。化学エッチングの手法や精度等に関する書籍や文献については承知していない。


3.事前監査について

@貴社のMOX燃料を製造した工場は、コジェマ社のメロックスにあるMWFB(商業名MFCB)ですか? 違う場合は工場名を示してください。

(回答)コジェマ社のメロックス工場で製造した。MWFBという呼称については承知していない。

A1999年6月25日のMOX加工契約以前に、原子燃料工業が事前監査した工場はどこですか?

(回答)コジェマ社のメロックス工場である。



2002年2月18日の電話回答に関する追加質問と回答

※2月26日の交渉前、2月18日に、関電から電話回答があったが、「MWFBという呼称については承知していない」などという形式的な逃げ方をしたので、同日、「3.事前監査」について追加質問書を出した。


1.コジェマ社のホームページの記述によれば、メロックスで1999年にMOX燃料集合体組立工場が新たに操業を開始しています。貴社のMOX燃料の集合体組立等は、この1999年に操業を開始した施設で行われたのですか。

(回答)1999年にメロックス工場で施設が追加されていることは確認している。ただその具体的運用、そのラインを使って、集合体を作ったかどうかというようなことについては、コモックスからの要求で、守秘義務上当社からはお答えできない。


2.原子燃料工業が事前監査をしたのは、上記施設ですか。そうでない場合は、1995年から操業しているメロックス工場ですか。
 尚、1月28日付質問書のMWFBとは、Melox West Fitting Buildingの略で、1995年から操業しているメロックス工場(メイン施設)の西隣に建てられたものです。操業開始は1999年です。

(回答)あくまでもわれわれが事前監査をしたのはメロックス工場ということで、その新しいもので作ったかどうかという中身についても、コモックスからの要求で、守秘義務上当社からはお答えできない。



2002年2月25日の追加質問

※米国エネルギー省から、米上院議会外務委員会委員長へ送られた書簡の内容が明らかとなったので、それについて質問書を出した。

 2002年2月1日、米国エネルギー省から米国上院議会外務委員会のジョセフ・R・ビデン・Jr委員長に送られた書簡によると、現在福井県高浜町にあるBNFL社製MOX燃料は、「BNFL社に返還された後、未照射燃料集合体の中にあるプルトニウムは回収されるまで、認可された施設に貯蔵される。回収された後のプルトニウムは新MOX燃料集合体として日本に返還される」と書いてあります。

質問:
(1)関西電力は返還MOX燃料について、BNFL社とMOX燃料の製造契約を結んでいるのか、またはそのような計画があるのか。

(回答)当社としては、取り出したプルトニウムは返還されるべきだと考えているが、MOX燃料返還に関するBNFL社との契約および計画については、現段階では未定であり、地元をはじめとする皆様のご理解を得つつ検討するものとしている。



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