BNFL problems delaying MOX, U.K. group says

BNFLのトラブルはMOX計画を延期させると、
イギリスの反原発グループが述べている


2001年6月25日 月曜日 The Japan Times



 ロンドン(共同)―BNFL社の工場での深刻な故障が、日本の使用済み燃料の再処理を延期させたと、イギリスの反原発グループが日曜日に話した。CORE[環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会]によると、イギリス中央にあるセラフィールド再処理工場での最近の故障は、製造能力を損なわせ、日本の電力会社からの使用済み燃料の再処理を予定より8年〜10年延ばす事態になっている。もし、これが本当なら、この新事実は、プルサーマル計画と呼ばれている、全国の原発でMOX燃料を燃やす日本の計画にもう一撃をくらわすことになりそうである。政府は、原子力産業自体の信頼性と安全性についての問題のために、論争中の新燃料を業界に売ることができなくなっている。BNFLは、MOX燃料を製造するための使用済み燃料を再処理する契約を日本と結んでいて、日本の契約の完了日時を当初の2004年より1年延長するよう要求していた。しかし、日本向けの再処理の完了は、2012年もしくは、2015年まで延びるかもしれない、とCOREは述べた。イギリス政府のNIIは、BNFLの工場は問題を引き起こしてきたことを、全体として認めてきた。MOX燃料は、使用済み燃料から分離されたプルトニウムとウランを混合して作られる。日本政府と東京電力のような電力会社は、軽水炉でMOX燃料を使うことを計画している。



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